interview
自分らしさを大切に、
インテリアで心地よく
ミサワホーム インテリアコーディネーター
中川 萌さん
自分らしさを大切にして
インテリアを設えれば
日々の心地よさが増していく。
中川さんに、自分らしい
インテリアのつくり方を聞いた
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- 心地よさが増していく
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暮らしを楽しむ時代になってきています。そして、住まいは仕事や趣味など、できることが広がっています。だからこそ、自分軸でインテリアを考えていくことが重要になってきています。自分らしい理想のライフスタイルをインテリアとして実現することで、住まいの心地よさが増していきます。
リラックスできる住まいに
最近は、スマートフォンでどこでも情報にアクセスできるようになって、生活のなかのノイズが多くなっていて、心身ともに疲れ気味です。住まいにおいてはノイズを減らして「リラックスして過ごしたい」という想いが強くなっていると感じています。そういう意味でも、インテリアの重要性が増していると思います。
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- インテリアは理想の暮らしから
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インテリアを考えていく上で、理想の暮らしのイメージをはっきりさせることが必要です。「好きなものに囲まれて楽しく暮らしたい」や「モノを出さない空間でおだやかに暮らしたい」など、どのように空間で過ごしたいのか‥‥そこから始めるといいと思います。次に、自分たちの好きな世界観を掘り下げて、インテリアを考えていきます。
大好きなモノから広げていく
そのひとつは、自分たちの好きな家具や洋服、趣味のグッズなどから広げていく方法です。ヴィンテージが好きだったり、器やグリーンが趣味だったり‥‥など。モノでなくても、素材や色から考えてもいいと思います。たとえば、「壁にはこのタイルを使いたい」、「木のぬくもりがあふれる空間にしたい」といった希望をもとに考えていくのもいいですね。
お気に入りの空間からイメージして
もうひとつの方法は、好きなホテルやカフェ、家具のショールーム、モデルハウスなどで「心地いいな」と思った空間をイメージして、そこの家具や色の組み合わせを取り入れていく。インスタグラムなどを活用するときは、その写真の「どこが気に入ったのか」を掘り下げると取り入れやすくなります。
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- 6つのインテリアスタイル
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インテリアスタイルは、ライフスタイルを現わすものになってきています。ミサワホームでは、ライフスタイルをイメージして「THINK SLOW自分らしく生きる」や「FINE STANDARD 本質を知る」など6つのインテリアスタイルを設けています。ネーミングに動詞を用いているのは、インテリアを通して暮らし方をイメージしてほしいからなんです。こちらもインテリアの参考にしていただけます。
※Interior, My Life.はこちらから
テーマを設定したモデルハウス
住まいが、自分らしさを表現する空間になってきているように、ミサワホームのモデルハウスもテーマを設定したインテリアが増えています。さきほどの6つインテリアスタイルには、12のバリエーションを設けていますので、ご来場の際は、そのテーマを気にしていただけると、その魅力や意味を理解しやすいと思います。
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6つのインテリアスタイル/上左 ALL LUXURY 品格を受け継ぐ、上右 Feel JAPAN 粋に暮らす、中左 Be Simple 洗練を極める 中右 FINE STANDARD 本質を知る 下左 THINK SLOW 自分らしく生きる 下右 With Elegance 優雅に装う
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- THINK SLOW 自分らしく生きる
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今回取材しているモデルハウスは、「THINK SLOW自分らしく生きる」というテーマで、「ROUGH MIX」というバリエーションです。「自分たちの好きなモノに囲まれて、ワクワク感がある空間で暮らしたい」ということで、飾るスペースを多く設けていて、そして家具はいろんな形をミックスしています。丸みのあるリビングテーブルやヌックの六角形は、そのひとつです。
ダイニングチェアは家族それぞれで
ダイニングチェアはすべて種類を変えていて、ペーパーコードを使ったタイプや素材を変えてみたりと、家族それぞれが好きなチェアを選ぶという設定です。色を統一する、太さを揃えるなどルールを決めておけばインテリアの統一感は保たれます。それに家族それぞれがお気に入りのチェアを選ぶことで、愛着が続くという魅力もあります。
ファミリーカラーを決める
インテリアを考えるときにファミリーカラーを決めるのもお勧めです。たとえば、ここだとアースカラーをベースに、クッションのマスタードをアクセントにしています。ファミリーカラーを決めておいて、クッションやアートもその色を使っているモノを選んでいくと、色がつながっていきます。また、家のなかのコーナーによってテーマカラーを決めて色を使い分けたりすると、それぞれの場所にまとまりが生まれて、統一感のある空間を保つことができます。
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- 家具選びもご一緒に
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レイアウトやカラースキームなど多くの要素が重なりあうなかで、最適な家具を自分たちだけで見つけるのは難しいものです。それに、触り心地や座り心地、耐久性やメンテナンス性も重要です。ミサワホームでは、空間提案だけでなく、お客様のライフスタイルに沿った、最適な家具の提案を行っています。インテリアとともに家具選びについても、インテリアコーディネーターに相談してみてはいかがでしょうか。
想いを住まいに込めていく
モノを選ぶときは、その選ぶプロセスそのものが体験価値になると思うんです。インテリアを考えて、悩んで、決めていく‥‥自分たちの想いを住まいに込めていくことは、とても意味があることです。そして、その自分たちらしい空間に包まれて、家族の歴史が綴られていくのは、とても幸せなことだと思います。
撮影:ミサワホーム「CENTURY Primore」所沢展示場(埼玉県所沢市)
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profile
- 中川 萌さん
- 高校生の頃から住まいに関わる仕事を目指し、大学では住居学を学ぶ。2006年にミサワホーム入社。オリジナル部材の開発担当やミサワホーム全体のインテリア推進業務を経て、現在は商品開発部・企画デザイン課にて、新商品やモデルハウスのインテリアコーディネイトを担当している。
information
- インテリア
フォト&スタイルブック - ミサワホームでは、ライフスタイルを軸にしたオリジナルの「6つのインテリアスタイル」をご提案。それぞれのスタイルを解説した「LifeStyle, My Book.」と豊富な実例で紹介する写真集「Interior, My Life.」をセットで進呈しています。
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