トップ - HomeClub特集 / ライフスタイルを考える - 災害にも感染症にも対応できる余力のある空間づくりとアイテム
2021.09.10
ミサワホームの住まいでは、「接触しない」「侵入させない」「放置しない」という3つのステップでの対策を提案し、そのためのさまざまな抗ウイルスアイテムを用意している。1つめのステップである「接触しない」では、玄関の電子錠や宅配ビルトインボックスなどにより、感染の原因となる接触機会を低減。2つめの「侵入させない」では、外出先で付着したウイルスを室内に持ち込まないために、衣類やバッグなどをしまう「ファミリーロッカー」を玄関近くに設置する。そして3つめの「放置しない」では、やむを得ずウイルスを持ち込んでしまった場合に備え、活性抑制効果が期待できる抗ウイルス性能を備えた壁紙や手すりなどを採用し、対策を実施する。こうした入念な対策を行っても、目に見えないウイルスの感染リスクをゼロにすることは不可能だ。感染者が増加傾向にある状況などでは、軽度の症状の患者は病院に受け入れてもらえない恐れがあり、その場合には自宅療養しなければならないケースもあるだろう。そこで大切なのは、他の家族への感染リスクを抑えることだ。ミサワホームでは、空間づくりによってその対策を実現する。たとえば、ふだんは快適な在宅ワークスペースとして利用できる空間を、感染した家族専用の隔離室として転用できる設計もそのひとつ。加えて、シャワーブース、洗面、トイレを一つの空間にまとめたセカンドサニタリーを隣接させることで、感染した家族との接触回数をさらに低減。より安全な自宅療養が可能になる。こうした多彩な空間デザインが可能なのは、独自の木質パネル接着工法による強靭な構造体「センチュリーモノコック」が住まいのベースとなっているからだ。大開口や大空間を設計しながら、すぐれた耐震性能を維持できる木質パネル接着工法は、大収納空間「蔵*」やスキップフロアなどの設計も容易。「蔵」上の1・5階のスキップフロアは、水害時の垂直避難にも利用できるなど、暮らしを豊かにしながら、災害時の安心を高めることにも貢献する。いつもの快適性と、もしもの安心を両立させる空間デザインだ。
*「蔵」は居室としての使用はできません。
「接触しない」「侵入させない」「放置しない」の3ステップでウイルス対策を実施。多彩な抗ウイルスアイテムの採用で、室内に持ち込んでしまったウイルスには、活性を抑制するなどの対策を実施。また、室内の空気環境を新鮮に保つための各種アイテムを用意。感染症対策にも有効となる清潔な空気環境を実現。
3つのステップごとに効果が期待できるさまざまな抗ウイルスアイテムを採用。
<1>ウイルスの侵入防止に役立つファミリーロッカー。
<2>抗ウイルスフロア。
<3>ウイルスの増殖を抑える珪藻土を採用した壁。
<4>抗ウイルス手すり。
<5>非対面で荷物が受け取れる宅配ビルトインボックス。
<6>抗ウイルスハンドル。
<7>接触を減少させる玄関電子錠。
ウイルスはもちろん、花粉やバクテリア、PM2.5や黄砂などにも対応するフィルターを装備した換気システムで、清潔で快適な空気環境を実現。
家族が感染症にかかった場合に隔離室に転用できるように設計したワークスペース。隣接のトイレや洗面を羅患者専用にし、他の部屋との空気の流出入を防ぐ独立の一種換気とすることで、家族への感染リスクを軽減。
隔離室専用で利用できる設計に。軽度の症状で入院できない場合も、セカンドサニタリーがあれば安心して自宅療養ができる。
大収納空間「蔵」を設けた住まいは、「蔵」の高さを利用して1.5階のスキップフロアが設計可能。万が一、水害が発生し、浸水による避難が必要になった場合、スキップフロアは垂直方向の避難場所としても活用できる。