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トップ - HomeClub特集 / 住まいのイメージをふくらませる - インテリアの心理効果でコンパクト空間をより広く、明るく

Interior, My Life

インテリアの心理効果で
コンパクト空間をより広く、明るく

#インテリア#心理効果#都市型

空間をより広く、明るく見せることは、インテリアではコーディネイトの基本。
今回は、心理効果を使ったそのポイントをご紹介します。

町田ひろ子アカデミー 町田瑞穂ドロテアさん

住まいづくりで、特に都市型のコンパクトな住まいにおいては、人が集まる空間をできるだけ広く見せたいと思うのは当然。それを叶えるのが、インテリアコーディネイトです。広さを強調するには、主に3つの心理効果のポイントを知っておくといいでしょう。

1つ目は、効果的に色を組み合わせること。たとえば、床と建具の色ではスーツを選ぶように、この2つを明るい色で揃えると、空間が広く見えます。一方、異なる色にすると、ジャケットとパンツのように空間に動きを演出できます。また、床が濃い色の場合は、水平面であるテーブルを床に近い色にし、垂直面であるシェルフを建具の色にすると、バランスがとれて広く感じます。
2つ目は、色調を表す「色相環」で配色を考えること。たくさんの色を用いず、明るめの同系色で統一すると広く感じ、反対色を多く混ぜると狭く感じます。たとえば、カーテンのように広い面積をとる場合は、壁面と同系色にするのがポイントです。そして反対色をクッションなど小さな面積に使えば、逆にアクセントとなって空間にリズムが生まれます。
3つ目は、家具選び。面積の大きなソファも、脚のあるタイプを選ぶだけで、床面が見えるので空間が広く感じられます。また、リビング、ダイニングそれぞれの空間が狭い場合は、ソファで食事もできるソファダイニングにするという方法もあります。また、縦のラインを強調するのも心理効果の一つ。建具や窓を天井までの高いタイプにするだけで高さが強調され、広く見せてくれます。

まちだ・みずほ・ドロテア スイス生まれ。武蔵工業大学工学部建築学科卒業。一級建築士。インテリアデザイナー。日本の住宅メーカーをはじめ米国の設計事務所RTKL International ltd.にて勤務。2000年帰国後より、町田ひろ子アカデミーにて教育・商品企画・インテリアデザインなどに関わる。英国ロンドンにあるKLC School of Designでインテリアデザインとインテリアデコレーションのディプロマ(資格)を取得。海外の経験を活かし、日本の住空間にあったデザイン・コーディネイトをめざし、多方面で活躍。毎年英国インテリアデザイン研修を開催している。