case 24
料理は、いつも3人で
週末は家族揃って食事
神奈川県Nさん
イギリスでの暮らしを日本でも
「ロンドン郊外で暮らしていたときから、食事は大切な家族の時間でした。週末は、妻と娘たちが料理して、2時間くらいかけて楽しんでいました」とNさん。イギリスから日本に帰国してからも、そんなかけがえのない時間を続けていきたいと新居を建てた。
キッチンに、母娘3人が並んで料理
Nさんが住まいづくりで重視したのは、キッチンとリビングダイニングだった。キッチンの前には、空が広がる大きな窓。自然光の明るさが満ちるなか、3人が調理しやすいようにキッチンをL字型にレイアウトした。その横に、ふだん家族が食事をされるカウンターを。その先には、ハーブなどを育てるキッチンガーデン。「休日は、娘たちとお話ししながら料理して、家族揃ってゆっくりと食事を楽しんでいます」と夫人はうれしそうだった。
ダイニングとリビングは、ゆるやかなつながり
ダイニングは食事を楽しむ場所、リビングはくつろぐ場所と考えたNさん。それぞれを独立した空間にしながらも、扉で仕切らずに天井高を揃え、一体感を持たせた。ダイニングは、イギリスで購入したアンティークの円卓を中心にデザイン。ホームパーティーを開いても、ゆったりとくつろげる。リビングは高天井で、南面のハイサッシと高窓からの心地よい陽射しがあふれていて、愛犬たちのお気に入りの場所だ。「LDKそれぞれの関係性がいいですね。ほどよくつながっていて、それぞれに広がりがあります」とNさん。
家族4人で集う時間を大切に
総タイル貼りの白い外観には、庭の緑がバランスよく調和。窓が少なく閉じた印象を受けるが、スリット窓や地窓を多くとり入れて、家に入ると光があふれている。そのギャップに、訪れた人も驚くそうだ。玄関は上り框を長くとり、ゆったりと。全体的にシンプルモダンなデザインで、アンティーク家具や絵画が映えている。「満足の住まいが完成しました。この家で、家族4人が集う時間を大切にしていきたいですね」とご夫妻が話してくれた。
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ダイニングは、1820~30年代に製作されたというマホガニー製の円卓に合わせて、シンプルな空間をデザイン
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玄関からリビングを抜けてダイニングまで天井高を揃えて、視線を通すことで、より奥行きや広さを感じる空間に
壁面収納に加えて、大容量のシューズクロークを備えた玄関。上り框を長くするなど奥行きを持たせ、広々と豊かな空間を意識した
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窓からの光に白が映えるキッチン。背面の壁面収納には買い揃えたアンティーク食器が収まっている
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幅の広い階段は、人が行き交えるだけのゆとりがある。踊り場には、書棚を設けてライブラリースペースに
2階のサニタリールーム。プライバシーに配慮したインナールーフバルコニーへつながり、洗濯動線をコンパクトに
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庭の緑やシンボルツリーの桜などの外構と、白い総タイル貼りの外観がコントラストとなって、全体で調和する
3LDK PLAN
- 延床面積
- 166.54m2(50.3坪)
- 敷地面積
- 282.11m2(85.3坪)
- 工法・構造
- 木質パネル接着工法(プレハブ)
- 竣工年月
- 2014年10月
- 販売会社
- ミサワホーム