プラン・デザイン

プラン・デザイン

  • 収納計画、収納スペースをしっかり検討しておきたいのですが。
  • 収納は住宅のプランニングをする上ではたいへん重要なのですが、どうしても敷地や建ぺい率、容積率などの法的制限により建物の大きさに余裕がなくなってくると、おろそかにされがちです。収納を考える場合、建物のどの部分、どのぐらいの大きさで、どのように設けるかが重要です。収納には、納戸などの大きな空間にまとめて納める集中収納と各室に振り分けて納める分散収納の二つがあります。オフシーズンには使用しないスポーツ用具や、家族の共有のものは集中収納へ。日常生活での使用頻度の高いものや家族個人個人で使用するものは分散収納が適しています。この分類方法で、家の中のものを二分し、分散収納するべきものをどこにしまったら、日常的に使いやすいかを考えます。その際に、家族の動線、それに伴う物の移動のパターンを基準に考えます。次にどのくらいの大きさが必要か検討します。そのためにはものの大きさを把握しなければなりません。新築した後、取っておくものの大きさから、購入予定の物まで収納する可能性のあるものは、計っておいたほうがよいでしょう。下記に一般的なサイズを記載しますので参考にしてください。
    履き物 奥行き×高さ
    紳士靴 30×9
    紳士用長靴 30×35
    紳士用下駄・雪駄 25×4
    婦人靴パンプス 24×12
    婦人用カジュアル 24×8
    婦人用ショートブーツ 24×16
    婦人用ロングブーツ 24×48
    婦人用下駄・草履 24×4
    スリッパ 30×4
    コート類 幅×高さ(長さ)
    ロングコート 60×120
    ハーフコート 60×100
    ジャケット 60×80
    傘など 高さ(長さ)
    傘紳士用 90
    傘婦人用 70
    折りたたみ傘 50
    90
    靴べら 60
    スポーツ用品 高さ(長さ)
    ゴルフバッグ 30×120
    スキー板 15×180
    本・ノート類 奥行き×高さ(長さ)
    文庫本 11×15
    A4ノート 21×30
    B5ノート 18×26

    ほかに、キッチンでしたら、お皿、コーヒーカップやなべ類など、部屋の役割により収納するものが違えば、大きさも違います。住宅のプランニングの時に、部屋ごとに必要なものを列挙しノートにまとめておきましょう。次にどのように収納すればよいでしょうか、まず片付ける物と飾る物を分けます。飾るものは、より快適な生活空間の演出ですから、飾り棚など、美しく美的感覚にあふれた収納スペースにします。また、片付ける物も、季節ごとに分類する、用途別に分類するなど、使い方を十分に考えて収納する必要があります。収納スペースは必要だが、それだけのスペースが確保できない場合、狭い空間をうまく利用して収納スペースを確保するには、デッドスペースを利用する創意工夫が必要です。ミサワホームにはそんな工夫が一杯です。階段下を利用した収納、玄関の上がり框の下を利用した靴入れ、壁の厚みを利用した飾り棚、間仕切りをそのまま収納にした間仕切り収納、床下収納、屋根(小屋)裏収納、勾配天井を利用した収納スペース、大収納空間があります。特に収納を重視した「GENIUS蔵のある家」は1996年グッド・デザインのグランプリを受賞しました。

    写真: 蔵

    写真: リビング

    写真: 寝室

    写真: 壁の収納



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