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二世帯が助け合いながら 快適に過ごせる空間づくり
共働きのAさん夫婦は、残業で遅くなった時など、隣に住む夫の両親と、車で10分以内の距離に住む妻の両親に、三人の子どもの保育園への迎え、夕食、入浴などの世話をお願いし、仕事で忙しい毎日をやりくりしているそうです。このように、近年、妻または夫の実家の近くに転居し、親世帯に育児や家事のサポートを頼るという新たな生活スタイルが広まりつつあります。同居とまではいかないまでも、頻繁に関わり合うことが多くなった親世帯と子世帯。それぞれが助け合いながら快適に過ごせる住まいをリフォームがお手伝いします。
 

みんなが集いたくなる広いLDK

家族が集うリビングダイニングは、開放感あふれる広さを最優先しましょう。ゆとりあるスペースの中では親と子、祖父母と孫の自然なコミュニケーションが生まれます。 また、大型のテーブルを置くことで、家族みんなで食事をしたりお茶を飲んだりできるほか、孫たちがお絵かきをしたり、宿題をするスペースとしても有効です。普段は夫婦2人の食卓として、趣味の作業台として、ゆったり活用できます。

写真:みんなが集いたくなる広いLDK
 

料理を一緒に楽しめる広いキッチン

子どもや孫の食事も一緒に作るとなると、キッチンはある程度の広さがあると便利です。広さがあると、休日に子世帯と一緒にキッチンに立って料理を楽しむこともできます。オープンタイプのキッチンなら、リビングダイニングで遊ぶ孫たちと楽しく話をしながら料理をすることができるのでおすすめです。

写真:料理を一緒に楽しめる広いキッチン

孫たちとゆったりくつろげる広い浴室

両親ともに忙しい平日は、孫たちが夕食だけでなく、入浴を済ませていくこともあるでしょう。広い浴室は、ゆったり足を伸ばして湯船に浸かりながら孫と語り合う、くつろぎの空間に。1坪のお風呂も出窓を利用したユニットバスで、増築することなく1.25坪にすることができます。

 

孫たちが元気に遊べる庭

子世帯がマンション住まいであれば、孫にとって、自由に走り回れる祖父母宅の庭は魅力的なものです。1階のリビングダイニング続きに、アウトドアリビングとしてウッドデッキを設置すると、家の中から外で遊ぶ子どもたちの姿が確認できて安心です。ウッドデッキの広がりが、リビングを実面積より広く感じさせる効果もあります。
天気のよい休日は、デッキにテーブルと椅子を配置して、家族みんなでティーパーティーやバーべキューを楽しむのもよいでしょう。庭、ウッドデッキともに、夫婦がティータイムやガーデニングを楽しむ空間としても利用できます。

写真:孫たちが元気に遊べる庭

将来の同居を見据えた住まい作り

今すぐの同居は難しくても、将来的に二世帯同居を考えているならば、平日の夕食を共にしたり、週末に親世帯を訪ねて週末同居をしたり、時間をかけてお互いの暮らし方を理解しあうのもよいかも知れません。まずは、みんなの集うリビングを広いLDKにするなど、必要に応じて部分ごとリフォームをしていくのもよいでしょう。