家庭における主なエネルギー消費は、照明・家電製品42%、給湯37%、暖房20%、冷房1%となっており、給湯だけで全体の約1/3を占めています。お湯は、キッチン、バスルーム、リビングと住まいの各所で使われるため、給湯の省エネを実践することで、全体的な省エネ効果も高まります。
エコキュートは、火を使わずに大気中の熱を効率よく集めてお湯を沸かす給湯器。たっぷりのお湯を使いながら、CO2排出量を大幅に削減できます。初期投資は若干高いものの、IHクッキングヒーターを導入したオール電化にすれば、割安な夜間電力を使えるため、光熱費も節約できます。
これまで捨てていた(潜んでいた熱)を15%回収して有効に利用することで、給湯効率を95%まで高めています。また、CO2の排出量も、従来型と比べて約16%削減。省エネルギーと大幅なランニングコストの削減を実現します。
キッチンでは、調理に熱エネルギーを使い、食器洗いに水やお湯を使うなど、住まいの中でも省エネに関係する要素の多いスペースです。リフォームを考える際は、使い勝手をよくすることはもちろん、CO2の削減や節水、ゴミの削減などを意識しながら検討したいものです。
火を一切使わず、磁力線で鍋やフライパン自体を発熱させる安心で安全な調理器具です。鍋底面がヒーターに密着することで、高い熱効率を実現します。
庫内にためたお湯や水を循環させて使うため、手洗いより水を効率よく使えます。水量は約1/6に、CO2は約24%削減(※1)できます。キッチンに後付けで、場所を取らないビルトインタイプ(※2)を設置することも可能です。
(※1)INAXのメーカー試算(2009年2月現在)
(※2)機種により対応できない場合があります。
水道水は、家庭に届くまでに多くの電力を使っています。節水仕様の設備や雨水の利用で、水道水の使用量が少なくなれば、CO2の量も減らすことができます。
センサーに軽く手をかざすだけで吐水・止水ができ、こまめな節水が可能なタッチレススイッチ式の水栓です。少ない量でも汚れ落ちのよいスポット微細シャワーで、約40%の節水効果が期待できます。
シャワーヘッド吐水口の改良により、少ない水量で従来と同様の使用感が得られるようになりました。約28%の節水効果があり、給湯エネルギーやCO2排出量も削減できます。
屋根に降った雨水を集めるタンク。溜まった雨水は、水は洗車、庭木の水やり、打ち水などに利用できます。簡単な工事で設置できます。
今のお住まいをリフォームすることで、どのくらい地球環境に貢献し、家計にもやさしくなるのか、「エコシミュレーション」してみましょう。まず家族構成や、年間光熱費から、現在のお住まいのCO2排出量を算出します。次に、リフォームすることによって、どの程度CO2や光熱費が削減できるかを試算します。ご興味のある方は、ミサワリフォームにお問い合わせください。
※「エコシミュレーション」は、(財)建築環境・省エネルギー機構が発行する「自立循環型住宅への設計ガイドライン」をベースに作成した、ミサワリフォームオリジナルのシュミレーションソフトです。あくまで入力条件に基づく予測値で、効果を保証するものではありません。