住宅展示場を訪れて、はじめに目につくのが建物の外観です。外壁は、デザインのほか、雨漏りの心配はないか、火事の災害に強いか、汚れにくいかなど、機能で選ぶのが基本です。色見本や写真ではわからない、仕上げ材のイメージもチェックしましょう。
リビングの庭側に「M-Wood2」のデッキを設けたアウトリビングは、外部の庭まで生活空間に取り組むことができます。
住まいの顔である玄関ドア。基礎に埋め込まれた既存の下枠を外すことなく、新しく「リフォーム専用ドア」を設置することもできます。さらに非接触型カードキーなど、最新の設備も取り付けが可能になり、防犯対策にも効果的です。
古びた階段も、階段材自体をかぶせる工法で安全に美しく仕上げることができます。これまでは下地補強が必要だった手すり工事も、簡単に取り付けられるタイプが登場しました。また、壁に囲まれた箱階段を思い切って「スケルトン階段」に変更すれば、空間に開放感とデザイン性をプラスできます。
キッチンをオープンにしてリビングと一体化させることで、食を通じて家族や友人との触れ合いを育む「キッチンリビング」の発想が人気です。注目なのが、火を使わずに安全なIHクッキングヒーターと、食器の出し入れがラクな引き出し式の食器洗い洗浄機。どちらもキッチン全体を変えなくても、今お使いのガスコンロと交換したり、キャビネットに後付けしたりと、ポイントリフォームでも対応できます。また、キッチンの前に半透明の可動扉をつければ、『キッチンクロゼット』に。急な来客時にもキッチンをサッと隠せるので、いつもスッキリとした空間を保てます。
ミサワホームの展示場では、色数をおさえ、水平・垂直ラインを整理してすっきりと見せることで、シンプルでデザイン性の高い空間を実現しています。また、なるべく広く使いたいリビングは、扉を引き戸に変えるだけで、家具などを置けるスペースが増えます。視線が広がるプランニングの工夫で面積以上に広く感じさせるなど、プロならではの工夫もチェックしましょう。
空間をシンプルに見せるには、内装材を統一することが基本です。たとえば「M-Wood」なら、ドア枠、窓枠、サッシ枠、廻縁、階段手すりまで、木のあたたかい色調で統一することが可能です。枠材や廻縁は、数年でキズやハガレが目立ってくるものですが、「M-Wood」の枠材は、一体成型のため、そのような心配はありません。既存の枠材に「M-Wood」の枠材を被せる造作システムで、異なるサイズに柔軟に対応するので、上質な木調でコーディネートできます。
「M-Wood」は、木の端材などを再利用した画期的なリサイクル素材です。見た目も感触も木と変わらないのに、木にはない優れた耐候性・耐久性を持ち、キズが目立ちにくく水や湿気に強いため、日々のお手入れがラクで、リフォーム時の美しさを保ち続けられるのも魅力です。
床暖房を採用すると、直に足から感じる暖かさと輻射熱とで、ムラのない室内温度を実現でき、快適な冬を過ごせます。広い空間をエアコンで暖めるとコストもかさみますが、床暖房なら部分的に暖めることも可能です。薄型のフローリング一体型をはじめ、タイルや畳など多彩な床材に対応するタイプもあります。
増築を検討されている方は、増築部分の屋根をルーフバルコニーにして、居室と連続して楽しめる『アウトリビング』にすることも。増築で庭が狭くなった分、2階に『アウトリビング』として再現できます。ガーデニングも気軽に楽しめ、敷地活用率がいっそう高まります。
開口部の面積を広げなくてもフルオープンサッシにすることで、これまで以上の開放感が得られます。高断熱Low-Eガラスを採用すれば断熱性・遮音性にすぐれ、結露の発生も大幅に抑えます。
浴室・洗面室まで一体にして、スペースに余裕を持たせたり、仕切りをガラスにして開放感を演出したり、浴室の外部に視線を配慮したバスコートを設けたりすることで、浴室が1日の疲れを癒すリラックス空間に。カタログではわかりにくい、ガラスや仕上げ材(エコカラット・タイル使い)などのイメージも確認してみましょう。
トイレは動作が多い場所なだけに、少しでも広く活用したいものです。タンクレスのトイレに交換すると、空間にゆとりが生まれ、使いやすくなります。最近注目の自動洗浄タイプの便器なら、掃除の手間がラクになり、時間にもゆとりが生まれます。また、スペースに限りがある場合は、浴室・洗面室まで一体にして余裕を持たせる方法もあります。