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ガラス破りと鍵のかけ忘れ防止で空き巣対策
空き巣の侵入手口データでは、「ガラス破り」と「無締まり」、「施錠開け」の3つの合計で、全体の9割以上を占めています。住まいの開口部に注目して、"守る防犯"対策を施しましょう。選ぶ目安やリフォームで取り付けられる最新アイテムをご紹介します。

■一般住宅の空き巣の侵入手段

一戸建て住宅を対象とした空き巣の侵入手段では、「ガラス破り」が最も多く、次いで「無締まり」となっています。

グラフ:一般住宅の空き巣の侵入手段

出典:警視庁統計資料

中高層住宅(4階建て以上)及びその他の住宅(※)においても、「ガラス破り」が最も多く、次いで「無締まり」、「施錠開け」となっています。
※3階建て以下の共同住宅、テラスハウス等

グラフ:中高層住宅(4階建て以上)及びその他の住宅の空き巣の侵入手段

出典:警視庁統計資料

安心と信頼のCPマーク

CPマーク

防犯性能の高い建物部品には、Crime Prevention(防犯)の頭文字をシンボル化した「CPマーク」がつけられています。これは、警察庁、国土交通省、経済産業省と、民間メーカー等の官民合同会議において、建物部品が実際に使用される状態で、建物への侵入の手口として広く見られる攻撃方法について実地試験を実施し、「5分間侵入を防ぐことができるもの(大音量が発生する手口については1分間)」など、一定の防犯性能があると評価した部品にのみ使用が認められています。平成22年12月27日現在で、17種類4,035品目。装備を選ぶときの目安にしてください。

窓の防犯対策

窓の防犯対策は、第1にガラスを壊されにくくし、補助鍵を追加すること。シャッターや面格子は、侵入の手間や時間をかけさせる効果があり、見た目に防犯意識の高さをアピールできます。

防犯フィルム

既存のガラスの上に、透明フィルムを貼るだけの簡単施工。ハンマーなどで叩いても割れにくく、防犯性が向上します。紫外線カット機能や遮熱効果もプラスしたエコ&セキュリティタイプもあります。

防犯ガラス

合わせガラスの間に、強靱な中間膜やポリカーボネイト板などを挟み込むことで、ドライバーによる「こじ破り」、バールなどによる「打ち破り」に強いガラスです。

後付シャッター

リフォームで後付けが可能なシャッターです。こじ開け防止レールや2重のインターロックといった防犯機能付きを選ぶと、侵入に時間がかかるため、侵入しにくくなります。

外部面格子

見た目に堅牢なイメージを与え、防犯意識の高さをアピールする面格子。CPマーク付きの防犯タイプなら、頑丈なうえ、取付ネジが外から見えないなどの工夫で侵入に手間がかかるため、犯行をあきらめさせるのに役立ちます。

玄関の防犯対策

いまや鍵は、2カ所もしくは3カ所が基本です。注目の指紋認識タイプなら、鍵の締め忘れや持ち忘れも防げます。玄関ドアや勝手口を堅牢なタイプと交換することも可能です。

指紋認識電子鍵

家族など登録した人の指が鍵となる電子錠。オートロック機能で、締め忘れの心配がなく、鍵を持って外出する必要もありません。ゴミ出しなど、ちょっと出るときも安心・便利です。汚れ等で指紋が認識しにくくなった場合でも、暗証番号との併用が可能なので安心です。

防犯ドア交換

通常玄関ドアのリフォームでは、ドア枠の取り替えをするために外壁・床タイル工事も必要となりますが、既存ドア枠をそのまま残すリフォーム玄関ドアが登場。既存枠に新しいドア枠をかぶせることで、外壁・床タイルをはがすことなく、安全性の高い2ロック、壊されにくい頑丈な防犯タイプのドアに変更できます。