見せる、隠す、しまう収納で
お気に入りのコレクションや小物は、飾って見せるスペースをつくりましょう。キッチン用品などもよく使うものは、すぐに取り出せ、すぐにしまえるように、飾る感覚の「見せる収納」が便利です。
掃除機やミシン、薬箱など、さっと取り出したいけれど、お客さまにはあまり見せたくないというものは、扉のある収納がベスト。壁面と一体化した「隠す収納」にすれば、空間はいつも美しいままです。
普段使わない実用品や季節もの、大きくてかさばるものなどは、集中収納のスペースにしまえば、いつも部屋を広々と使えます。思い出の品なども「しまう収納」で大切にとっておけます。
「見せる収納」をいっそう引き立てるには、すっきりした空間づくりが必要です。そのためにも「見せる」もの以外は、上手にしまうことがポイントです。「見せる」と「隠す」のバランスは、5:5を目安にするとよいでしょう。
「見せる」「隠す」「しまう」3つの収納を組み合わせて、我が家オリジナルの収納計画を立ててみましょう。どんなに収納スペースを増やしても、必要のないものを収納していては、限りのあるスペースはいっぱいになってしまいます。収納計画を立て、必要なもののリストアップをして分類、整理することが大切です。
理想の収納が完成しても、片付けなくしてすっきりした空間は実現しません。各部屋において、必要なもの不要なものを確認しましょう。特に家族のものが集まりやすいリビングでは、置くものを最小限に留めること。普段必要なものは定位置を決め、使ったら必ずもとに戻すことを心がけるようにすると、いつも片付いた空間が保てるようになります。きれいな空間では、片付けも楽しくなるという相乗効果も期待できます。