鏡の映りこみや透明ガラスが奥行き感を演出します
レストランなどを訪れると、鏡を上手に使っているのを見かけます。それほど広くない場所でも鏡の映り込みによって広々と豪華な雰囲気に演出できるのです。この効果をわが家に利用することで狭さを克服することができます。例えばどの家も限られた小さな空間である洗面室や玄関。ひとつの面に鏡を取り付けることで、空間が映し出されて奥行き感を出すことができます。ダイニングやリビングなど大きな空間でも、壁の一部を鏡貼りにすることで思いがけない広さが演出できます。
機能別に分かれた狭い部屋、例えばトイレと洗面室、浴室と脱衣室などの間仕切りをガラスにすることで空間が延長され、広く見せることができます。ガラスは透明ガラスでだけでなく、上半分が透明で下半分は曇りガラス、あるいはグラデーション模様などを選べば適度な区切り感も出すことができます。家族構成やライフスタイルに十分配慮して、どこに採用するか考えるとよいでしょう。
狭い部屋でも、天井が高いと圧迫感がなくゆとりを感じられるものです。天井を高く見せるには、部屋の中でも広い面積を占める窓辺がポイントです。縦に伸びる線は高さを強調するので、縦方向に伸びるデザインのカーテンにすることで、窓や天井を高く見せることができます。