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高齢者の占める割合が年々増加
超高齢社会が目前に
日本は1970年に、65歳以上の人が総人口に占める割合(高齢化率)が7%を超え、「高齢化社会」となりました。そして、1994年には14%を超え「高齢社会」に、2007年には21%を超え「超高齢社会」に突入しています。2015年にはベビーブーム世代が前期高齢者(65〜74歳)に到達し、その2025年には高齢者人口が約3500万人となりピークを迎えます。急速な高齢化の進展に伴い、高齢世帯や高齢者の一人暮らし世帯も増加することが予想されます。

交通事故より多い 家庭内事故の頻発

平成21年人口動態統計によると、家庭内における不慮の事故で、亡くなった方は、一年間で12000人以上を超え、そのうちの約8割が65歳以上の高齢者です。その数は、交通事故による死者を上回るほどなので、いかに住まいの中に危険が潜んでいるかがお分かりでしょう。 特に、加齢とともに、足腰・握力や視力、聴覚や嗅覚などの身体機能が低下する高齢者は、家庭内で転倒などによるケガが生じやすくなるほか、ガスもれや火の消し忘れによる火災など大きな事故につながる恐れもあります。 家庭内における不慮の事故が最も多く発生しているのは浴室で、次いで、転倒事故が多発する階段や段差のある場所などがあげられます。

家庭内における不慮の事故死の状況

  全年齢/人 65歳以上
家庭での事故死総数 12873 10,150 78.8
浴槽内での溺死及び溺水 3626 3,187 87.8
スリップ、つまずき及びよろめきによる 1383 1226 88.6
同一平面上での転倒
階段及びステップからの転落 480 381 79.3
及びその上での転倒
建物または建造物からの転落 401 188 46.8
浴槽への転落による溺死及び溺水 42 31 73.8

出典:厚生労働省統計情報部「人口動態統計 年報 平成21年度」より作成

住みなれたわが家に長く快適に住むためには

日本の高齢者をとりまく住環境は、急速な高齢化の進展についていけない状況で、介護施設や高齢者住宅(※)なども不足しているのが現状です。今後、介護が必要になっても施設に入れない高齢者が急増する恐れもあるため、住みなれた自宅により長く快適に住めることが重要になってきます。高齢者にとって快適な設備を整え便利にすることで、介護する人にとっても、家族みんなにとっても使いやすい空間になります。将来を考慮した住まいのあり方を検討してみてはいかがでしょうか。

(※)バリアフリー化され、介護や緊急通報サービス、安否確認、生活支援等、高齢者の安心に繋がるサービスを提供している住宅

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