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ユニバーサルデザインでわが家をもっと快適に
家庭内における不慮の事故が最も多く発生している浴室、水廻り、転倒事故が多発する階段や段差のある場所などを重点的にリフォームのポイントをおさえていきましょう。

浴室

出入り口近くと、浴槽の出入り時は要注意

乾いた床面から段差をまたいで濡れた浴室内へ入るときに、足を滑らせて転倒したり、浴槽内で溺れる事故が多く発生しています。浴室入り口の段差解消はもちろん、床の滑り止め加工を採用したり、浴室の出入り口近くと浴槽の出入り時には、最低限手すりをつけるようにしましょう。

居室との温度差をなくし、ヒートショックを防ぐ

浴室での事故は寒くなる11月から3月に集中しています。寒い冬は、室内外の急激な温度変化が引き起こす「ヒートショック」現象により、血管が著しく伸縮し、血圧や脈拍が大きく変動することで、脳梗塞や脳出血など深刻な事故に繋がることがあります。特に、浴室や洗面所、脱衣室、トイレなどでは、「床暖房」や「浴室乾燥機」、「足元温風機」、「二重窓」などの採用で、居室との温度差をなくすことが大切です。

  • 写真:サーモフロア

    サーモフロア

  • 写真:浴室暖房乾燥機・ミストサウナ

    浴室暖房乾燥機・ミストサウナ

浴槽の深さは浅めの50cm程度に

50cm程度の浅めの浴槽にすると、出入りがしやすくなります。また、浴室の床からの高さは、またぎやすく腰掛けやすい35〜45cmがひとつの目安になります。

トイレ

トイレは寝室の近くが理想的

高齢になると、トイレに行く回数が増え、夜中に起きることも少なくありません。暗闇の中や、冬の寒い廊下を歩いてトイレに行くのは危険なので、トイレは寝室の近くに設置するのがよいでしょう。フットライト(足元灯)など、移動中の足元を明るくする工夫があると安心です。

介助スペースを確保する

介護が必要になったときのために、広さは間口、奥行とも1,200mm程度以上あるのが望ましいですが、それが難しい場合は、コンパクトトイレなどの採用で、スペースに余裕がでます。十分なスペースが取れない場合も、将来介助が必要になった状況を考えて扉を設置したり、洗面所などと一体で利用できるような配慮が必要です。

便座昇降装置なら足腰の弱い方にも安心

足腰が弱くなると、便座に腰をかける動作も大変になります。スイッチ操作で便座が昇降するトイレなら、足腰への負担を和らげます。

フルオート便座なら身体への負担を軽減

人感センサーが感知して便座のフタを開閉するので、かがんだり、振り返る必要がありません。衛生的で閉め忘れもなくなります。

玄関・階段

段差の解消、滑り止め対策をしっかり

玄関の段差での踏み外しやつまずき、階段での転倒・転落なども多く発生している事故の一つです。玄関の上がりかまちの高さは18cm以下が理想です。式台で高さを等分するだけでも使いやすくなります。階段の踏み外しを防ぐためには、踏み板に滑りにくいコルク素材を用いたり、溝などによる滑り止め対策が必要です。

手すりは握りやすいものを

手すりを設置することで、階段の踏み外し防止になるほか、階段の上り下りも楽になります。階段の途中で切れることなく連続して設置すると安心です。手すりの幅は25〜40mmのものが握りやすいでしょう。

ちょっとした工夫で外出が楽しみに

高齢になると、靴の着脱の際、座ったり立ち上がったりするのも大変です。そこで、玄関スペースに、ベンチやいすがあると、外出の準備が楽にできるようになります。ベンチ付き玄関収納や格納式いすにすれば、空間も有効に使えます。

  • 写真:ベンチ付き玄関収納

    ベンチ付き玄関収納

フットライトで足元を安全に

夜間でも階段の段差を見やすくするために、フットライト(足元灯)を設置するのがよいでしょう。足元をしっかり照らし、踏み外しを防止します。

  • 写真:フットライト

    フットライト

ホームエレベーターで昇り降りが楽に

ホームエレベーターの設置により垂直方向の段差がなくなり、昇り降りが楽になるだけでなく、転倒や転落事故も防ぐことができます。900mm×900mmのスペースに設置できるタイプもあります。

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