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時間のない方におすすめ一日でできる大掃除プラン
年に一度の大掃除は、普段なかなか手の回らないところを重点的に行うのがポイントです。家族で分担して1日でできる大掃除プランをご紹介します。1日も取れないなら、半日で、それも難しいなら、気になるエリアだけに絞るのもよいでしょう。特に表札やインターホンなどの玄関まわりは「家の顔」ともいえる場所なので、時間がないという方もせめてここだけはキレイにしてみては。気持ちよく新年を迎えることができるでしょう。

一時間目

キッチンの油汚れ(下準備)

まずは、キッチンの油汚れから。頑固な油汚れはすぐには落ちないので、しばらくつけ置きし、汚れを浮かせてから落とすのが効率的です。つけ置きしている間、他の場所のお掃除に取りかかりましょう。

  • ■コンロの五徳、換気扇など油汚れのあるものを、中性洗剤または粉せっけんを溶いたぬるま湯につけ置きします。換気扇まわりの取り外しができないものには、重曹ペーストを貼付し、しばらく置きます。
  • ■壁の油汚れには、洗剤(重曹水)をスプレーした後にペーパータオルをあて、その上から再度をスプレーして汚れが吸収されるのを待ちます。

窓ガラス・網戸

窓ガラスの汚れは、湿度の高い朝のうちが落としやすいので早めに取りかかりましょう。

  • ■固く絞った雑巾で拭いた後、乾いた布で水気を拭き取ります。スクイジー(※)を使う場合は、水をスプレーしながら汚れを落とし、ビネガー水を絞った雑巾で拭きます。この時、水滴を残さないことがポイントです。
  • ■室内側のガラスを拭く際は、垂れる水を吸収するよう床にぞうきんや新聞紙を敷きましょう。
  • ■網戸は化学モップでホコリを取るか、掃除機で吸い取りましょう。

(※)スクイジー(スキージー、スクイージーとも呼ばれる、平らな表面の水分を取り除くのに便利なゴム製ワイパー)

窓ガラス・網戸

天井・照明器具

お掃除は、「上から下へ」が基本。天井や高さのある家具、照明器具など、高いところから始めて、最後に床に落ちたホコリを払いましょう。

天井・照明器具
ポイント
不要なストッキングは、ほうきに被せて掃除用具として再利用できます。ストッキングから発生する静電気がホコリを吸着し、ホコリが舞い散るのを防ぐので、高いところのお掃除に役立ちます。

二時間目

キッチンの油汚れ

そろそろつけ置きしていた油汚れが落ちやすくなってきた頃です。汚れを落としましょう。

  • ■つけ置きしていた五徳や換気扇などをアクリルたわしで洗います。
  • ■壁は、スプレーして張り付けていたペーパータオルをはがして汚れを拭き取り、その後洗剤が残らないよう雑巾でしっかり拭きとります。

床全体

最後に上から下へと落ちたホコリを掃除機で吸い取ります。

三時間目

外回り

部屋の中ほど汚れを感じにくい外回りは、掃除頻度も少なくなりがちなため、思っている以上に汚れているものです。玄関扉やインターホン、表札などは、来客の目線でお掃除すると細かいところにも目が行き届きます。ポストも汚れをふき取っておくと、気持ちよく年賀状を受け取ることができます。

玄関

玄関のたたきに靴が散乱してはいませんか?ここがすっきり片付くだけで玄関の印象がずいぶん変わります。まずは出しっぱなしの靴を片付け、下駄箱の中も整理してしまいましょう。

  • ■たたきの砂ボコリをほうきで集めてちりとりで取るか、掃除機で吸い取ります。 ホウキを使う場合、新聞紙を濡らして細かくちぎってまくか、茶ガラをまいてから掃くと、ホコリが舞い上がりにくくなります。
  • ■水拭きをするとさっぱりしますが、大理石は水や酸(酢やクエン酸)を嫌うので要注意。コンクリートも水がしみ込むので控えましょう。
玄関

大掃除は住まいの状態を確認するチャンス

日頃、なかなか手が回らない部分を掃除していると、見逃してしまっている住まいの状態に気づくこともあります。大掃除は年に一度、住まいの状態をチェックし、メンテナンスを考えるチャンスです。気になるところが見つかったなら、本格的なリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。

気になったポイント 解決例
キッチンが使いづらい  作業動線の見直し
→「キッチンのお悩み解決」
換気扇の汚れ  最新設備の検討
→「お手入れがラクな最新設備」
窓まわりが寒い、結露が気になる  窓の断熱リフォーム
→「窓リフォームでエコ」
照明が蛍光灯のまま  照明をLEDに取替え
→「照明の選び方」
浴室が寒い  浴室暖房乾燥機の設置、窓の断熱リフォームなど
フローリングの傷  フローリング補修、フローリングの張り替え
畳の傷み、日焼けなど  傷み具合により、畳の裏返し、表替え、新畳に