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暮らしに合った間取りで、住まいを広く使いましょう!
家の中が手狭に感じられても、実はまだまだスペースを有効に活用できていないこともあります。たとえば、いつも、通り道としてしか機能していない場所や、あまり出入りしない部屋があるなら、思い切って間取りを変えてみるのはいかがでしょうか。ここではスペースを活用する、間取りリフォームをご提案します。
 

広い部屋と狭い部屋のメリハリをつける

家族みんなで使うリビングは、みんなが集まりやすいようにスペースを広くしたいものですね。リビングを広く取る分、寝室や子供部屋を思い切って狭くしてしまうという方法もあります。夜しか使わないのなら、ベッドが置けるだけの広さがあれば十分ですし、リビングの一角にみんなで使えるデスクを造り付ければ、勉強机や鏡台もいらなくなるかもしれませんね。
また、廊下はできるだけ省いて生活スペースに組み込んでしまう方法はいかがでしょうか。リビングのドアから直接、子供部屋や個室に入れる間取りなら、家族がお互いの様子を感じとることができ、コミュニケーションの機会も増えることでしょう。

広い部屋と狭い部屋のメリハリをつける

リビング・ダイニング・キッチン(LDK)の使い方を見直す

リビング・ダイニング・キッチン(LDK)の使い方を見直す

あまり広くないリビング・ダイニングにダイニングセットとソファセットを両方置くと、どうしても窮屈な印象になりがちです。常識にとらわれず、自分たち家族がLDKをどんなふうに使うか考えてみましょう。キッチンで過ごすことが多い主婦にとっては、LDKの中心にキッチンを据えるのもひとつの方法です。キッチンの作業カウンターとダイニングテーブルを一体化すれば、スペースが有効に使えて、家事も省略することができます。
また、ソファを置くのをやめて、大きなダイニングテーブルを食事にも家事にも、多目的に使う考え方もあります。そのテーブルを座卓にして、椅子を使わない“座”の暮らしに変えれば、お客様がいらした時も人数を問わずに使うことができる上に、家具が低くなることで、空間もより広く感じられます。

 

部屋の仕切り方を工夫する

食事の場とくつろぎの場を分けたい、という場合は、壁や建具で仕切るのではなく、床の高さや天井の高さを変えて領域を分ける方法もあります。たとえば、ソファとテレビを置いたリビングの隣に、少し床を高くして座卓を置く…どちらにいても空間全体が感じられ、しかも目の高さも座り方も違って、気分が変わります。
どうしても壁や建具が必要な場所には、ドアより、引き戸の方が空間を有効に使えます。引き戸はドアより開け閉めのスペースが少なく、開き方を調節できる点がメリットです。昔の日本の家は、ふすまで仕切って2部屋を1部屋に使えるようにしていましたよね。伝統的な住まいの知恵を現代風にアレンジしてみてはいかがでしょう。

部屋の仕切り方を工夫する