「はなれ」を建てる際のポイントやルール
「はなれ」は、「母屋」のような生活のメインスペースではありませんが、安全や機能に関わる点については十分に検討をしておく必要があります。
しっかりとした構造で、大きな地震に耐えられること。また、燃え広がりを防ぐ耐火性があり、万が一室内から失火しても延焼を抑えられること。外壁にも隣家からの類焼を抑える対策を施し、被害を最小限に留めること。そして、台風や大雪をはじめとした厳しい気候条件にも、長期にわたって耐えられることが求められます。
建物の断熱性能がよくなければ、「はなれ」で快適に過ごすことができず、せっかくの趣味にも没頭できません。「はなれ」全体の断熱計画がしっかりと立てられていて、高い気密性があれば、冷暖房の効率がよく省エネルギーな暮らしができます。また断熱性を高くすると、建物の耐久性が高まり、長寿命化にもつながります。
「はなれ」を安全・快適に長く利用するためには、一般の住宅と同じようなアフターケアがあると安心です。「はなれ」にも保証やサポートを行ってくれるメーカーならば、この点は安心。ミサワリフォームでは、リフォームエンジニアがアフターサポートを行い、対象となる工事には保証書も発行します。緊急の場合には、ミサワホームの「お客様相談センター」で24時間365日体制でご相談を受け付けています。
「はなれ」を建てる際にも、建築法規による規制がかかります。実際の運用にあたっては、地域や自治体によって、基準や内容は異なりますので、専門家と相談しながら、注意して計画することが必要です。
建築をする際のルールとして、一つの土地に二棟の住宅を建てることはできないという原則があります。したがって「はなれ」を建築する場合は、母屋から独立して成り立たない「用途上不可分」の状態にある場合に限り、はなれとして建築することが認められます。
建築面積と延床面積について、母屋とはなれの合計したものが敷地面積に対する規定の割合の範囲内にあることが必要です。
母屋と同様に、敷地にかかる道路斜線制限や隣地斜線制限、北側斜線制限に抵触しない高さにしなければなりません。
敷地境界線から建物をある程度離して建てることを求める規定を守る必要があります。
「はなれ」は、使い勝手の良いサイズやプランで建築するのがオススメです。これまでの施行実績も豊富なミサワリフォームの「はなれ」のプランは、叶えたい夢や敷地の条件に合わせてサイズを選び、間仕切りや設備、建具や開口部などは建物の構造上問題のない限り、法規制限内で自由につくることができるというもの。大きく分けると、1階建てと2階建ての2種類があります。
6畳から20畳までの15サイズから最適な大きさを選び、用途に合わせて間仕切りをしたり、水回りの一部や収納を設けてカスタマイズ。妻側(縦軸)は3,640mmが固定、桁側(横軸)は2,730mmから9,100mmまでの間で445mm刻みで設定できます。
建坪が約8坪と約10.5坪、大小2つのタイプから選択するもの。どちらも、ミサワホームの住まいと同じ設備や仕様でカスタマイズが可能。空間を一から、ご希望に合わせて自由につくり上げることができます。また、収納スペースに便利なロフトを設けることも可能です。