骨組みの状態からプランニングするため、壁紙から照明、床材まで内装材はすべて自由に選べます。さらに部屋数を減らしてオープンな空間を設けたり、キッチンを対面式にしたり、浴室を広くしたりと、間取りも好みに合わせて自在につくり直すことができます。
筋交いや耐力壁、制振装置の追加などの耐震補強工事によって耐震性能を向上させ、地震から大切な家族や財産を守ることができます。なお、耐震性能をアップさせる工事には各自治体などから補助金が交付されることもあるので、工事依頼先の会社などに確認しましょう。
戸建の場合は、外壁の断熱材の追加やサッシをペアガラスタイプに交換することで、またマンションの場合は、断熱材やインナーサッシ(内窓)を追加することで、断熱性能がアップします。夏は涼しく、冬は暖かいだけでなく、結露の発生を軽減し、カビ対策にもなります。
戸建かマンションかを問わず、住まいの給排水管や電気配線などは、構造体よりも先に劣化すると言われています。古い給排水管は、最新の水廻り設備の水圧に耐えられないケースもあり、これらが建て替えの原因になることもあるほどです。配管や電気配線のみを交換するリフォームは、費用もかかり大変ですが、住まいをスケルトン状態にするリフォームなら比較的容易に配管を交換することができます。
上記のようにスケルトンリフォームを行えば、住まいはデザインも性能も新築同様に生まれ変わります。それなのに、費用の目安は新築の半額程度。非常に費用対効果の高いリフォームなのです。