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リフォームでバリアフリーに!
快適な住まいづくりのポイント
リフォームでバリアフリーにするにはどうすればよいのでしょう。バリアフリーリフォームとは、住宅を高齢者や障害のある方が安全に暮らせるようにするための工事です。階段に手すりをつけたり段差をなくしたりなど、危険な場所をできるだけ減らす工事や、水廻りを使いやすいタイプに変更するなどのリフォームがよく行われています。今回はバリアフリーリフォームについて、内容やポイントなどをご紹介します。

バリアフリーリフォームとは?

バリアフリーリフォームは、高齢者や障害のある方の事故を予防し介護の負担をより少なくするためのリフォームです。必要なリフォームを行うため、バリアフリーリフォームについて事前に知識をつけていただくと安心です。

なぜバリアフリーリフォームが必要なのか

バリアフリーリフォームは、家族が家の中で安全・快適に過ごすために必要なリフォームといえるでしょう。高齢者は転倒によって骨折して寝たきりになるリスクもあるため、転倒などの事故防止に向けて適切なバリアフリーリフォームを行うことが大切です。

バリアフリーリフォームで行われる主な工事

転倒防止

筋力や認知能力低下により、高齢者が家の中で転倒・転落する事故は非常に多いといわれています。家族全員の事故を防ぎ安全に生活するためにも、手すりの設置や段差解消などのバリアフリーリフォームは優先的に行うことをおすすめします。

また、車椅子が必要になった時を想定した介護リフォームには、廊下幅の拡張や寝室を1階に設けたり、外部にスロープを用意する工事もあります。

ヒートショックのリスク軽減

高齢者の体には、住宅内の温度差も負担になります。暖かい部屋と廊下、トイレ、浴室などの温度差が大きいと、命にも関わるヒートショックが発生するかもしれません。

断熱材や床暖房などを設置し建物の断熱性をはじめとした温熱環境を向上する工事で、バリアフリーに配慮した安全な家をつくりましょう。

バリアフリーリフォームのタイミングは?

バリアフリーリフォームのタイミングは?

室内の安全のため、将来に備えてなど、バリアフリーリフォームは家族の将来のため、早めに行うのがおすすめです。とはいえタイミングがないとリフォームができない場合もあるかもしれません。

どのようなタイミングで行うのがよいか、一般的なケースを紹介します。

緊急を要するバリアフリーリフォーム

高齢の家族が要介護・要支援の認定を受けたなど家族の介護が必要になった場合には、緊急で介護リフォームを行わなければなりません。補助金を活用しながら、暮らしやすい住宅にリフォームしましょう。

家族が将来的にわたり快適に過ごせる環境づくり

家族の介護が必要ない場合でも、親と同居をしているなど高齢者と生活している場合には、快適な住宅環境を整えるための工事も必要です。車椅子が必要になる場合などに備えて段差解消や、必要になった際にすぐに手すりが取り付けられるように事前に手すりの下地を入れるなどの工事をしておくと安心ですが、トイレや浴室の手すり設置には注意をしなければなりません。

手すりを取り付けてから逆側が不自由になってしまうと、つけた手すりが使えずにかえって邪魔になることがあります。使いやすい位置や形など、適した手すりを取り付けるためには、必要な時に設置するのがおすすめです。

自分自身の将来を見据えた準備・計画

年齢的には、子供が独立後、まだ気力や体力のある50代がリフォームに適したタイミングといわれています。高齢になってからでは工事後の環境に慣れるまでが大変かもしれません。

将来の介護のためのバリアフリーリフォームを行うのか、事故防止のためのリフォーム工事を行うのかを考えながら、将来を見据えた準備を早めに行うとよいでしょう。

水廻りのリフォームと一緒にするのもおすすめ

キッチン・浴室・トイレ・洗面台など、水廻りに不具合が出る時期も、バリアフリーリフォームにおすすめのタイミングです。水廻りはよく使う場所で湿気も溜まりやすいため劣化しやすく、築10~15年程度でリフォームされる場所です。

バリアフリーリフォームを合わせて行うと、補助金も利用できる場合があるのでおすすめといえるでしょう。

補助金や助成金も活用しよう

バリアフリーリフォームを行う場合、補助金や助成金がもらえるケースがあります。補助金や助成金を活用すると、少ない負担で必要なリフォームが行えるでしょう。

バリアフリーリフォームにはさまざまな支援がある

高齢者住宅改修費用助成制度

高齢者住宅改修費用助成制度は、介護保険の制度です。介護認定で「要支援」や「要介護1~5」認定された場合に、本人が住む住宅のリフォーム費用に対して助成金が支給されます。

認定レベルには関係なく、20万円までのリフォーム費用に対して7~9割の金額が介護保険から支給される制度なので、最大18万円を受け取ることができ、かなり負担額を軽減できるでしょう。3割負担の場合でも最大14万円の補助が受けられます。

各市区町村の助成金制度

介護保険の制度とは別に、各自治体が独自で設けている助成金制度もチェックしてください。支給条件・上限額・対象工事など内容は自治体によって異なり、介護保険と併用できない場合もあります。

住所地の自治体でどのような制度があるのかを確認して利用しましょう。また、リフォーム減税で所得税・固定資産税などが軽減されるケースもあります。

優先的にリフォームしたい箇所は?

バリアフリーリフォームでは、玄関や洗面所、浴室、トイレなどのリフォームがよく行われます。ポイントを押さえた工事内容のリフォームにより、安全な環境を整えましょう。

玄関のリフォームポイント

玄関はつまずきやすい段差をなくし、物を置かないためのリフォームが必要です。階段だけでなく出入口のスロープを設置、玄関タタキと床の間に式台を設置、手すりの設置、ドアを引き戸へ改修、収納の追加などで安全を確保しましょう。

洗面・浴室のリフォームポイント

洗面所や浴室には、足元を滑りにくくして段差をなくす、また、ヒートショック対策などのリフォームを行います。滑りにくい床材・水はけのよい床材への変更、浴槽を低い位置に変更、手すりの設置、窓に内窓を設置、壁や床へ断熱材を設置、暖房器具を設置するなどのリフォームがあります。

トイレのリフォームポイント

家族全員が1日に何度も使うトイレは、高齢者が自分で利用しやすく、介護にも便利な形にリフォームを行いましょう。夜間の転倒防止、車椅子や介護利用などにも、トイレには動きやすい広さが必要です。

トイレを広くする、手すりを設置、また、ヒートショック対策の内窓や暖房器具設置も行います。

設備ごとに考える!バリアフリーリフォーム

補助金や助成金も活用しよう

バリアフリーリフォームは、扉や廊下、階段、ホームエレベーターなどの設備に注意が必要です。安全のためには、設備ごとに適したリフォームを行いましょう。

引き戸

車椅子での移動などには、開き戸は開け閉めが難しく出入りしにくいなどのデメリットがあります。幅の広い引き戸にすれば、開け閉めもしやすく、さまざまなメリットが得られます。

上吊り引き戸は敷居もないため、より安全な足元をつくれるでしょう。ただし、引き戸の設置にはある程度広い間口なども必要です。

廊下や階段

転倒が心配な廊下や階段は、足腰に衰えがではじめた場合にも安全に移動できる仕様にしておきましょう。手すりの設置、段鼻の視認性の向上、足元灯の設置など、手元・足元に配慮した対策で安全性がアップします。

ホームエレベーター

車椅子利用時、足の不自由な方がいる場合など階段の昇り降りが難しい場合には、ホームエレベーターも検討してみましょう。設置スペースがない場合には、階段昇降機もおすすめです。

まとめ

まとめ

バリアフリーリフォームは、「玄関」「浴室」「トイレ」を中心に行います。手すりの設置など細かい工事は、必要になってから適したものを選ぶことも可能ですが、バリアフリーリフォーム工事の検討は、気力・体力のある50代頃から始めましょう。

ミサワリフォームでリフォームを行うと、工事後も安心です。対象工事には保証書を発行し、お引き渡し後も「365日・24時間受付体制」の充実したメンテナンス体制で対応します。お客さまの末永い安心と快適な暮らしを実現するために、ミサワリフォームがサポートいたします。

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