社会福祉法人マザアスは、今まで運営してきた特別養護老人ホームやグループホーム等のノウハウを活かし、複合介護施設を東京都新宿区に開設いたしました。
この施設は新宿区では初の試みとなる、中学校の跡地を活用したもの。応募した多数の事業者の中から選定をうけた社会福祉法人マザアスは、運営計画はもちろん、今まで新宿区と協力しながら介護事業を行なっていた事も手伝い、総合的な評価を受けました。
本施設は、同じ敷地内の子育て支援施設等とともに地域の核として一体的に計画されたものであり、「住み慣れた地域」で「その人らしく暮らす」という、地域の担い手としての役割も望まれています。
建築DATA | ||||
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敷地面積 |
1515m2 (458坪) | 延床面積 |
2946m2 (891坪) | |
構造・規模 | RC造 4階建 | 開設 | 2010年 |
介護サービスとして心がけた事は、施設ではありながら可能な限り家庭に近い環境作りです。 全室個室のユニット型としたうえで、ユニット毎に和風引戸を設け、玄関としての機能とデザインを両立。インテリアも木調の落ち着いたものとなっており、特徴のある朱色のサッシと合わさって居心地のよさを演出しております。
床材は、高齢者の負担軽減のためクッション性に優れた素材を採用。入居者はもちろん、職員の足腰への負担にも配慮しました。また、全館オール電化にするなど環境にも配慮しながら、全ての人に優しい工夫が随所になされております。
さらに特筆すべきは食事に対するこだわりです。より良い食事を提供できるよう、器具の充実や動線の工夫など、管理栄養士を交えて厨房を設計。より高いレベルでの“食”へのこだわりにも対応できるようになりました。