千葉県市原市に開業して15年。増改築を重ねながら地域の医療を支えてきた院長は、設備の老朽化と敷地及び建物が手狭になったことから、医院の移転を決断しました。用地は近くのURの事業用地を取得。建築は顧問の会計事務所を通じて、医院建築の実績があるハウスメーカーと設計事務所に提案を依頼しました。なかでも早期より営業、設計、工事の各担当者に医療専門担当者を加えたチームでの提案で、安心感のあるミサワホームを選択しました。
建築DATA | ||||
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敷地面積 |
3530m2 (1067坪) | 延床面積 |
671m2 (202坪) | |
構造・規模 | 木質パネル構造 2階建 | 開設 | 2016年 |
プランニングの大きなポイントはスタッフ動線でした。多い日は200名以上受診されますが、ドクターは院長ひとりの為、スタッフの動きが医院運営上非常に大きな影響をあたえます。旧医院では増改築に伴うレイアウト変更で受付とカルテ庫が離れてしまい、診察室を通らなければカルテを取りにいけない構造になってしまいました。新医院ではスタッフの動線を何度もシミュレーションし、受付〜診療〜入力〜会計がよりスムーズになるようレイアウトを検討。診察室のドクターからは各室の様子が分かるように検査・処置室を配置し、検査・処置室と消毒(洗浄)準備室との動線にも気を配りました。