都心に勤務するビジネスマンがベッドタウンとして生活する「ちはら台」地区。駅前に開発された住宅地の一角に新しい耳鼻科クリニックが誕生しました。駅のロータリーにでると、重厚感とあたたかさを兼ね備えた外観が目に入ります。勤務していた総合病院、そして自宅からも近いエリアでの開業を希望していた院長は、住宅展示場で用地情報を収集。複数のハウスメーカーで共同開発していた宅地分譲の一部をミサワホームの担当者が紹介したことから、この場所での開業を決心しました。同じ子育て世代として様々なところに、患者とその家族を思いやる工夫が施されています。
建築DATA | ||||
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敷地面積 |
2755m2 (833坪) | 延床面積 |
388m2 (117坪) | |
構造・規模 | 軽量鉄骨造 2階建 | 開設 | 2014年 |
耳鼻科は乳幼児患者の来院も多い為、エントランスは深い軒を設置。荷物の多い母親でもゆっくりと支度でき、ベビーカー置場としても利用できます。待合室はゆったり余裕のある広さを確保。就学児の放課後受診でも宿題ができるようカウンターコーナーを設置しました。キッズコーナーは天井に空模様のクロスで子どもをリラックスさせます。プライバシーに配慮した授乳室も備えています。多目的トイレは男女兼用、ベビーキープ、ベビーシートも用意。子育て中の両親へ配慮しています。
診察室は診療ユニットから各エリアが見渡せるようレイアウト。患者動線が重ならないようサーキュレーションプランとなっています。