サッカーの街、さいたま市。スタジアムに近い再開発エリアを開業候補地として、院長の医院づくりはスタートしました。「これからの街だからこそ、小さい子供からお年寄りまで、予防医学を勧めることが地域医療にとって重要になります。」当初はビルテナントでの開業で準備を進めていたものの、思うような設計ができず悩んでいたところ、医師向けポータルサイトを通じて、ミサワホームの「オーダーリース方式」による開業用地を紹介されました。開業希望時期まで、かなりタイトなスケジュールでしたが、自由な設計にもスピーディーかつきめ細かく対応してもらいました。また工事が始まってからも、現場との連携が非常によく、安心して進められました。
建築DATA | ||||
---|---|---|---|---|
敷地面積 |
242m2 (73坪) | 延床面積 |
144m2 (43坪) | |
構造・規模 | 軽量鉄骨造 2階建 | 開設 | 2014年 |
サッカーの街にちなんで、ボールをイメージしたアール状の屋根が、やさしい印象を与えています。院内も緑を基調としたインテリアと高い天井が、くつろぎの空間を演出します。待合室もレースのカーテンがかもし出す家庭的な雰囲気が、患者さまの緊張を和らげます。トイレは誰もが快適に使えるよう、ゆったりとしたスペースを確保しました。各室のレイアウトは、患者さまとスタッフの動線が交わらないよう配慮してあります。また、ドクターが院内全体を把握できるよう、診察ユニットからすべての部屋が見えるよう配置してあります。
院長が目指す「地域と一体となり、共に学び成長するクリニック」を実現する工夫が各所にちりばめられました。