今回運営される社会福祉法人さまは、既に就労支援事業や生活支援とともに、築古アパートを活用してグループホームを運営されていました。利用者のご家族からの強い要請と、消防法の改正に伴うスプリンクラーの設置義務の対応に、移転が追加費用負担かで悩まれていました。一方、土地オーナー様は、賃貸住宅の建設ができない市街化調整区域にある遊休地の活用方法に悩まれていました。ミサワホームの担当者は、双方のニーズをマッチングさせ、市街化調整区域に建築可能な障がい者グループホームを提案。行政の調整を経て、無事開設となりました。
建築DATA | ||||
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敷地面積 |
713m2 (215坪) | 延床面積 |
368m2 (111坪) | |
構造・規模 | 木造 2階建 | 開設 | 2017年 |
1階と2階にそれぞれ5名定員のユニットを配置。男女で分けることで共同生活上でのトラブルを回避しています。2階のユニットの玄関も1階に配置。内部階段とすることで、経年のメンテナンスコストにも配慮。雨の日も安心です。玄関内部は段差をなくしたバリアフリー設計に。手洗いを設置し、帰宅後すぐ手洗いうがいをすることでホーム内での感染症を予防しています。共用のトイレは車椅子での利用にも配慮。個室内に手洗いを設けています。インテリアは家庭的な温もりを大事に、くつろげる空間としています。