東日本大震災による被災に伴い、行政施設の跡地利用のプロポーザルに選定されたNPO法人さま。「どんな障がいがあっても、高齢になっても、住み慣れた地域で安心して暮らせる」を実現すべく、「日中一時支援」「放課後等デイサービス」「自立訓練・生活訓練」「相談支援」「生活介護」「就労継続支援B型」の6つの事業を複合。シームレスな支援とともに、それぞれの事業同士で連携することで、手厚い支援を可能にしています。さらに、耐震性を高めた建物とすることで、福祉避難所の機能も備えた取り組みが評価されました。
建築DATA | ||||
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敷地面積 |
828m2 (250坪) | 延床面積 |
617m2 (186坪) | |
構造・規模 | 重量鉄骨造 2階建 | 開設 | 2015年 |
外観はゲート型のフォルムでスタイリッシュに存在感を与えています。車椅子での利用にも配慮し、アプローチの勾配は緩やかに。6事業、80名が利用するため、玄関を2箇所設けて混雑を緩和。ホールもゆったりとした空間としました。それぞれが十分な広さを確保しつつも、効率よいレイアウトでコンパクトにまとまっています。太陽光やガスを使っての発電、プロパンガスや雨水貯水システムの採用で、災害時のライフラインも確保。福祉避難所としての機能も備えました。