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トップ - HomeClub特集 / 住まいのイメージをふくらませる - これからの "緑" のカタチGreen Dot Designと乾式外構

これからの "緑" のカタチ
Green Dot Designと乾式外構

#インテリア#ガーデニング・エクステリア#健康・リラクゼーション#暮らしや趣味を楽しむ

地球規模で深刻化する環境問題などを背景に、さらに強まってきている “緑” の重要性。
ミサワホームでは、 “今” だけではなく、 “これから” の緑のあり方の研究にも取り組み続けている。

心地よく快適に過ごせる庭が
環境にも貢献するという考え方

心地よく快適に過ごせる庭が環境にも貢献するという考え方地球環境を守ること。それは私たち人間だけでなく、蝶や鳥などすべての生き物が生きていくための環境を守ることだ。そして植物は、その環境を整えるためにも不可欠な要素。そんな視野に立ち、ミサワホームでは、地域の環境に貢献できる庭づくりの研究にも取り組み続けている。そのひとつが、「GDD(グリーンドットデザイン)」だ。これは都市部の限られた敷地面積でも、蝶や鳥などの生き物を呼び寄せ、生息しやすい環境を整えられる庭づくりをめざす設計手法。

「環境問題に関心を持ち、緑の重要性を理解し、子どもたちの未来のためにも、何かをしたいとお考えの方はたくさんいらっしゃるはずです。一方で『わが家の広さでは、大した貢献はできない』とあきらめている方も少なくありません。たしかにひとつの住まいでできることは限られています。ですが、小さな点(ドット)でも、数が増え、つながり合えば、地域全体が豊かな緑にあふれ、人も生き物も心地よく暮らせるまちづくりができるはずです」そう語るのは、ミサワホームグループのエクステリア専門会社「ウィズガーデン」の小田辺統一さんだ。「そのために必要なのは、単に植物を植えるだけでなく、鳥が餌にできる実のつく樹木や、蝶などを呼び寄せる食草を選び、鳥の水飲み場やトンボなどの産卵場所になる水辺環境をつくることです。ミサワホームでは、GDDの実効性を立証するための定点観測を、2010年から継続して実施しています。実際に効果が生まれているというデータも確認しています」

暮らしの変化に対応し
永く住み継げる庭づくりも

GDDは、野鳥や昆虫、小動物が生息しやすい環境を整えるだけでなく、陽射しのコントロールや雨水利用によって、人の暮らしの快適性や利便性を向上させ、さらには雨水を浸透させる庭づくりによって地域の水害被害を減らすことなどもめざしている。「わが家の庭は、家族にとってとても大切な財産です。どれだけ社会に貢献できる庭づくりだとわかっていても、目的がそれだけでは、使おうという気持ちにはなれません。けれど、自分たちの暮らしの心地よさを高めてくれる庭が、そのまま自動的に社会に貢献できるなら、『自分もやってみよう』と思っていただけるはず。そんな緑のあり方をめざしているのがGDDなのです」

この他、「乾式外構」も、「今」だけでなく「将来」も視野に入れた庭づくりの提案のひとつ。これは外構の部材をユニット化することで、庭のレイアウト変更が従来よりも容易になるという新しいエクステリアのつくり方だ。「たとえば、子どもの成長に合わせて、カースペースを1台分無くして、代わりに家庭菜園をつくりたいとご希望した場合でも乾式外構なら、従来よりも短期間で容易にレイアウトの変更工事ができます。他にも、住まいを手放して別の方に住み継いでもらう場合なども、新しいご家族の好みに合わせて容易につくり替えることができます。住まいという大切な財産を、より永く住み継いでいただけること。そんな持続可能性も視野に入れて開発したのが乾式外構です」乾式外構は、現場でつくる一般的な湿式工法に比べ、工場で製造された製品を設置する工法のため、少ない人数による作業が可能で、工期を短くすることができる。職人不足が危惧されている今、安定した品質の外構を、より短期間で実現できる乾式外構は、お施主さまのメリットとなるだけでなく、住宅業界のよりよい未来にも貢献するものだ。

Green Dot Design "緑"の提案 - その1

(写真)ミサワパーク東京のモデル棟では、グリーンドットデザインの生物環境調査を実施中。蝶やトンボの誘致や生息種数の拡大、鳥類たちが採餌や営巣地として利用する状況などが確認されている。


ー環境保全に貢献しながら心地よさを高める設計手法ー

都市部の1㎡や2㎡などの限られた面積でも、緑を愉しみ、鳥や蝶を呼び、庭を通して植物や生き物の大切さやつながりを体感できるエクステリアのデザイン手法。小さな緑の点(ドット)がまちに数多く点在することで、地域の環境保全にも貢献。

乾式外構 "緑"の提案 - その2

(写真上)乾式外構のユニットは高い精度で工場生産されるため、職人の技術による仕上がりの差 が出にくいというメリットも。(写真左下)当初は車2台分が駐車できるカースペースに。(写真中央下)1台分に変更し、そのスペースをアウトリビング的空間に。(写真右下)作業しやすい高さの家庭菜園につくり替えることも可能。


ーレイアウトの変更が容易な新しい外構システムー

門塀やアプローチの平板、ウッドデッキなどの部材をユニット化することで、簡易な施工を実現。現場でつくる一般的な湿式工法に比べ、工場で製造された製品を設置する工法なので、少ない人数で短い工期で施工できる。


小田辺統一

ミサワホームグループのエクステリア専門会社「ウィズガーデン」の執行役員。一般住宅のエクステリアから大型分譲地のまちづくり、さらには公共施設の緑地・外構計画などの幅広い分野で、快適な住環境や景観の設計を数多く手掛けている。