トップ - HomeClub特集 / 住まいのイメージをふくらませる - インテリアづくりのポイント
2025.06.30
理想のインテリアは人それぞれ。「心おどる華やかな空間」を望む方がいれば、「落ち着いた雰囲気でやすらげる空間」を求める方もいる。いずれにしても大切なのは、どのような暮らしがしたいかを、しっかりイメージしてインテリアづくりに取り組むことだ。とはいえ、具体的なイメージを思い浮かべられない方も少なくないはず。その場合は、まずは自分の記憶をたぐってみよう。たとえば旅行先で訪れたホテルやカフェ。心地よく過ごせたのは、どんな空間に身を置いたときだったのか。そうした記憶をもとにイメージを広げていくのも、理想のインテリアづくりの方法のひとつ。もしもなりたい自分の姿や、好きなモノなどがはっきりしているなら、お気に入りの家具や洋服、趣味のモノが似合うインテリアを考えていくという方法もある。いずれの場合でも頼りになるのがインテリアコーディネーターだ。話し合いを重ね、自分の好みをしっかりと理解してもらうことで、漠然としたイメージが具現化し、数多くの要望が全体で調和したインテリアをつくることができる。
もうひとつ重要なのは、設計段階からインテリアを考えることだ。たとえば、「リビングを明るい雰囲気のインテリアにしたい」という要望ひとつとっても、アクティブに過ごしたい人と、ゆったりとやすらぎたい人とでは、「明るさ」の種類が違ってくる。前者なら、開口部を大きくした直射光の多い空間がマッチするかもしれないし、後者なら、窓の大きさや配置などの工夫によって間接光を多く取り込んだ空間が適している可能性がある。設計と同時に考えることで、さらに理想のインテリアづくりが可能になる。