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トップ - HomeClub特集 / 住まいのイメージをふくらませる - 創立以来、地震による倒壊ゼロ※こだわり続ける災害に強い住まい

Special Interview

創立以来、地震による倒壊ゼロ※
こだわり続ける災害に強い住まい

#レジリエンス#防災・減災

自然災害に対して、強さを発揮するミサワホームの住まい。
その強さの理由とは何か。そしてそこに込められた想いとはどんなことなのか。
ミサワホームで商品開発を手がけるチーフデザイナーの仁木政揮さんにお話しをうかがった。

木だからこそ実現できる強さ

1967年の創立以来、地震による建物の倒壊ゼロという圧倒的な強さを誇るミサワホームの住まい。その強さの秘密は、どこにあるのだろうか。
「理由のひとつは、『木の住まい』であることです」
そう語るのは、チーフデザイナーの仁木政揮さんだ。強さの秘密が「木」にあるというのは、ちょっと驚きだ。おそらく多くの方も、強さと聞いて頭に浮かぶのは、鉄などの硬い素材ではないだろうか。
「住まいの強さは、素材だけでは決まらないのです。重要なのは、家としてつくったときの構造の強さです。いくら素材が強くても、接合部分が弱ければ、そこから壊れてしまいます。全体がバランスよく強いこと。それが住まいに求められる強さなのです」
そんな強さを実現しているのが、ミサワホームの「木質パネル接着工法」。高強度の木質パネルを、強固に面接合することで、床面・壁面・屋根面が一体化したモノコック構造となる工法だ。
「この構造が、従来の住まいの概念を覆す強度を発揮するのです。真のモノコック構造とするためには、木質パネル一枚一枚をきわめて高い精度で生産しなければなりませんし、また、面で接合することがとても重要です。加工性にもすぐれた木は、そのためにも最適な素材なのです」

過酷な挑戦で強さが進化

ミサワホームでは、そんな木質パネル接着工法の強さを、さらに進化させる挑戦を、創立以来、半世紀以上にわたって重ねている。たとえば世界初の実大建物による3階建住宅の振動実験(1997年)。家財や家具などをセットして実生活に近い状態にしたうえ、阪神・淡路大震災時よりも大きな地震波を再現。さらには、壁を徐々に抜いて壊れるまで繰り返すという過酷な実験を行った。
「安全・安心への取り組みにやり過ぎはないと考えています。そこまでやるからこそ、自信を持ってお客様におすすめすることができるのです」
この実験は東京大学と共同で実施したものだが、研究機関などと共同で取り組むスタイルはミサワホームの実験の特長の一つだ。
「共同実験には、より多くの知見が得られるというメリットがありますが、同時に私たちがこだわっているのは、第三者の目による客観性です。結果に対して、住宅メーカーが独りよがりの解釈をする余地がないので、私たち自身もさらに厳しい目で取り組めます」
これまでに数多くの日本初、世界初の技術を生み出し、特許登録件数も住宅業界ナンバーワンを誇っているが、その実績も、こうした厳しい姿勢で挑戦を続けてきたからこそ築けたものだ。


強さとともにやさしさも

「木という素材には、加工性以外にもさまざまな長所があります。たとえば、住まいの強度に影響する『圧縮』『曲げ』『引っ張り』などの特性がバランスよく備わっていること。ガチガチに硬いわけではないけれど、むしろそのおかげで、外からの力を『いなす』しなやかな強さが発揮できるのです。このしなやかさこそが、モノコック構造の強さの秘密です。そして何よりも、時代が変わっても人々が求める『ぬくもり』があることも、木の住まいの大きな魅力です」
この他、環境にやさしい素材であるということも、忘れてはならない良さだという仁木さん。
「近年増えているゲリラ豪雨などの水害は、地球温暖化による気候変動と密接な関係があるといわれています。その問題解決に貢献できることも、木の住まいの防災力ではないでしょうか」
仁木さんのお話しから感じるのは、「強さ」とは「やさしさ」だということ。ミサワホームの住まいの強さとは、災害に耐え、木のぬくもりで心地よく人を包みながら、安全・安心を実現する強さといえるのではないだろうか。


ミサワホーム株式会社
商品開発部 チーフデザイナー
仁木政揮


※地盤に起因する被害、地震に伴う津波や火災による被害は除く。