トップ - HomeClub特集 / ライフスタイルを考える - 睡眠の質を高めるために住まいができることを追求し続ける"快眠ソリューション"
2024.08.30
「グリーン・インフラストラクチャー・モデル」は、未来の暮らしを見据えた技術やソリューションを織り込んだコンセプト住宅だ。その中には、「快眠」のための新機軸も打ち出されている。
一つは、IT機器との連動によって良質な睡眠を提供する「快眠ソリューション」。主寝室には、自動リクライニング機構とセンサーが備わったベッドを設けている。眠ったことをセンサーが感知すると、ベッドが睡眠に適した角度に自動調整し、照明やロールスクリーン、トップライト、加湿器も自動制御される。また、入眠前のリラックスタイムを演出するため、天井に映画などを投影できるプロジェクターを装備。起床時刻になると、ベッドが自動的に起き上がり、自然な目覚めを促してくれる。
注目したい技術は他にもある。たとえば「パーソナライズ化ソリューション」。これは夫婦同室の場合でも、各自が心地よく眠れるように、「温度環境」と「音環境」を個別に設定するというもの。各ベッドのヘッドボードには、風を起こさずに自然な涼しさや暖かさをもたらす「壁放射冷暖房システム」を設置。これは各自別々に好みの温度に調整が可能だ。加えて、一方の人だけにアラーム音などを届ける「超指向性スピーカー」も設けている。ベッドの動きも個別に制御できるため、夫婦の起床時刻が違っても、お互いの眠りを妨げずに起きることができる。
また、従来は単なる水廻りだった空間を、家族の居場所の一つとして提案した「ウォーターリビング」も見逃せない。ここに設置された大画面の「情報ミラー」は、床に設けられたステルスヘルスメーターや、睡眠時にセンサーで取得した睡眠スコアなどと連動・連携し、家族の健康を「見える化」する多彩なデータを投影してくれる。「グリーン・インフラストラクチャー・モデル」は、良質な睡眠や健康を維持するための環境を自動的に整えてくれる住まいだ。