case 14
シアターリビングに
子どもたちの歌声が響く家
東京都Yさん・夫婦+子ども2人
「誰が見ても注文住宅だとわかるような、こだわりのある家にしたかった」というYさんの住まい。家族みんながお気に入りの場所だというリビングでは、ホームシアターを実現。65型の大画面TVに加えて、スライドスクリーンを下して2階の「蔵」に置いたプロジェクターから臨場感いっぱいの映像を映し出す。吹き抜けの広がりが心地よい空間に、家族がソファに並んで3Dやアニメ映画などのエンターテイメントを手軽に楽しんでいる。
キッチンはカウンター越しにダイニングとつながり、家事をしながら会話したり、リビングで流れるドラマや映画を一緒に楽しむことができる。シアターで大音響を楽しんでも、2階で子どもたちが電子オルガンに合わせて元気いっぱいに歌っても、外に出ると中からの音はまったく聞こえないほどの気密性の高さに驚く。
2階に設けた大収納空間「蔵」とウォークインクロゼットは、Y夫人こだわりの収納。5.5畳の「蔵」には布団や子ども服などの日用品に加えて、スーツケースやスノボ板・家電製品の箱まで、たっぷりと収納。出し入れがしやすいので、衣替えの時期なども手間はかからないという。おかげで室内はすっきり美しく保たれている。
ウォークインクロゼットはママと娘たち専用のスペース。アールヌーヴォー様式のベージュの壁紙は、最後までホワイトにするか悩んだと話す。「海外ドラマに出てくるようなクロゼットをイメージしました。子どもたちが大きくなったら、服を貸し借りしたり、一緒に選んでもらいたいです」と夫人。こだわりのつまった心地よい空間で、家族がのびのびと暮らしを楽しんでいる。
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2階に「蔵」を設けることで、リビングは吹き抜けの大空間に。ダイニングやキッチンと天井高に差があることで抜け感が強調され、より開放的な空間を演出する。
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キッチンはカウンター越しに大きく開かれていて、ダイニングやリビングでくつろぐ家族の様子もひと目で伝わる。シェードを上げれば借景になるという奥の窓はデザイナーの提案。
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大収納空間「蔵」。その収容量はもちろん、日常使いに勝手が良いのも大きな魅力。子ども室の下に位置し、下階への音の緩衝帯になっている。
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50mm角の黒タイルを使った外壁のシルエットが遠目にも際立つYさん邸。手前と奥で外壁の造作を変えるなど、ちょっとしたこだわりも。
PLAN
- 延床面積
- 111.99m2(33.8坪)
- 敷地面積
- 141.28m2(42.7坪)
- 工法・構造
- 木質パネル接着工法(プレハブ)
- 竣工年月
- 2014年4月
- 販売会社
- ミサワホーム