case 29
小上がりのタタミダイニングで
愛犬とともに日々を楽しむ
岩手県Yさん
暮らしの楽しみ方はバリエーション豊か
Yさんの住まいのリビングの特徴は、キッチンの目の前に設けた、小上がりのタタミダイニング。「インテリアのイメージを崩さずに、ゴロンと寝転がったり、愛犬と座ってくつろげる。和のスタイルを取り入れたいと考えました」。下がり天井で変化をつけて、開放的な空間を仕切らずに、それぞれの場所をゾーニング。「夫婦でゆったりお酒を楽しんだり、休日に集まった友人をもてなしたり、いろいろな過ごし方ができる場所です。」
回遊動線で、共働き夫婦の家事をラクに
三連窓から心地よい朝日が届くキッチンは、リビングを一望できるオープンタイプ。招いたゲストを手料理でもてなすのに、見晴らしの良いカウンターは大活躍しているそう。さらに、家事動線にもひと工夫。隣接させた水まわりは、玄関側からも行き来できる行き止まりのない回遊動線にすることで、忙しい共働き夫婦の家事時間を短縮できる。
ひとりの時間も、家族の時間も大切にしたい
2階にはプライベートスペースとなる寝室と、家族の共有スペースとして使える「ホームコモンズ」を設計。おこもり感のある書斎として。将来、子どもが生まれたときは、親子で並んで読書や勉強を教えるなど、家族のコミュニケーションを育む設計に。横長に配置した窓は、外の視線を気にすることなく、心地よい光を届けてくれる。
家のカタチは「ホームベース」に
静かな住宅街の中で、目に留まる佇まいの外観。「毎日、家族が帰る場所なので、形をホームベースに描きました」とYさん。切妻屋根と白を基調に、無駄を省いたシンプルデザインに。シンボルツリーがアクセントを添えている。「愛犬も一緒に、のんびり過ごせる『ホーム』に大満足です。」
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床と天井をウォールナットカラーであしらい、落ち着きを感じる空間に。色の変化や小上がりの段差、格子の間仕切りを用いて壁で仕切らずに、空間を緩やかにゾーニング
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ダイニングと対面するキッチン。かわいらしいモザイクタイルをあしらった
半透明ガラスを用いたニッチは、家の中央にある水まわりへ光を届ける
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小上がりの和風ダイニングを設けたLDK。インテリアに馴染むように、畳風のテキスタイルデザインに。「床に座ってくつろいでいると、愛犬との距離も近くなります」
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階段スペースの下は愛犬のお気に入りスペース。大きな地窓から外を眺められる
訪れる人を迎える玄関ホールは、シンプルな白でコーディネート
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2階ホールの共有スペース「ホームコモンズ」。吹き抜けを通じて、階下とつながる
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「帰りたくなるわが家」をテーマに、ホームベースをモチーフにした外観。通りに面した西側は窓の数を最小限に設計し、配置をずらし遊び心のあるデザインに。シンボルツリーがそよぐ姿が心地よい
3LDK PLAN
- 延床面積
- 109.72m2(37.2坪)
- 敷地面積
- 176.00m2(41.7坪)
- 工法・構造
- 木質パネル接着工法(プレハブ)
- 竣工年月
- 2018年4月
- 販売会社
- 東北ミサワホーム