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いまスマートハウスが注目される理由
スマートハウス化が望まれる背景には、ひとつに今後のエネルギー事情が関係しています。地球温暖化の問題に加え、原発事故の影響で計画停電や節電が強いられるなど、これまで当たり前に恩恵を受けてきたエネルギーのあり方を見直さなければならない時代になりました。これからも無理なく快適に暮らしていくためには、より賢く効率的なエネルギー利用が求められ、住まいも新しいエネルギー環境に対応させていく必要があるのです。

スマートハウスで私たちの暮らしはどう変わる?

太陽光発電システムや蓄電池などを搭載することで、日中太陽光からつくった電力を蓄電池に蓄えておき、夜間に使用することができます。また、IT(情報技術)を使ってエネルギー機器、家電、住宅機器などをコントロールすることで、家庭内のエネルギーを賢く使うことができるようになります。たとえば、電力の無駄使いを知らせてくれたり、気温や風などの情報を取り込みながら、エアコンを効率的に運転したり、時間帯ごとの発電コストの情報を見ながら、ピーク需要を避けて家電を使用することができます。電力の使用状況を携帯電話(スマートフォン)などでチェックし、外部からのコントロールも可能です。
さらに、EV(電気自動車)・PHV(プラグインハイブリッド車)等との連携を見すえた配管・配線など、将来のスマートハウス化に備えたシステム拡充への対応を施すことも可能。今後普及が期待される電気自動車は、ガソリンを使用せず、CO2も排出しないため、それだけで「低炭素社会」の実現に貢献しますが、搭載のバッテリが大容量のため、蓄電池としての利用も考えられています。

スマートハウスで私たちの暮らしはどう変わる?

スマートハウスの増加でスマートコミュニティが実現

今後、エネルギーの一元管理を行う住まいが急増し、10年後には約3倍の市場規模になると予想されています。
地域の各家庭がスマートハウスになることで、スマートグリッド(次世代送電網)を核とするスマートコミュニティが構築され、家庭や地域からのCO2排出量が削減できると期待されています。スマートハウスやスマートコミュニティの普及を目指して、すでに政府やNEDOによるプロジェクトが進められており、導入に向けた動きが加速しています。

スマートハウスの中核を担う(HEMS)ホームエネルギーマネジメントシステム

スマートハウスの中核技術となるのが、住宅内のエネルギー機器や家電などをネットワーク化し、エネルギー使用を管理・最適化するホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)です。

モニターチェックで使用エネルギー抑制

普段何気なく使っている電気やガス、水道といったエネルギーを「見える化」することで、省エネに対する意識が明確になります。

モニターチェックで使用エネルギー抑制

外出先でも携帯端末で確認

電気(部屋別・設備別・家族別)、水道、ガスの使用データを元に、「見る」「知る」「シェアする」をサポートします。発電量や消費量、ガスや水道の使用量などの生活データを見やすくグラフで表示。毎日、毎月の省エネ効果がひと目でわかります。

外出先でも携帯端末で確認

家族とのコミュニケーション機会の増加

ふだんからエネルギーが「見える」ことで、家族みんなが自然と省エネを意識するようになります。子どもたちも、楽しみながらエコ意識を育んでいきます。

エネルギーでつながる家

enecoco(エネココ)は、発電・売電状況・電気・ガス・水道の使用状況がひと目でわかる、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)付きHEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)サービスです。 インターネット回線を通じて、ご家庭の生活エネルギーデータを「見える化」することで、家族みんなで“エネルギーコミュニケーション”しながら省エネ活動に取り組めます。 発電量や使用量のチェックはもちろん、生活エネルギーのストップウォッチ「エネウォッチ」や「おかえりアラーム」など、毎日楽しく利用できるサービスがいっぱいです。

エネルギーでつながる家