2019年はどう動く!?

資産活用の未来予想図 Part3

あたりまえの土地活用

少子化、超高齢社会、相続税制の改正など資産活用にまつわる状況は常に変化しています。
今回はそんな資産活用の未来を3人のプロフェッショナルに伺いました。

この記事は資産活用情報誌「GOOD OWNER」2019年1月号掲載記事をWeb用に再編集した内容となっています。掲載内容は本誌発刊当時のものとなります。

賃貸住宅経営は新しい差別化の時代へ

2030年に向け、賃貸住宅もZEH化が進んでいます

「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」通称「ゼッチ」は、住まいの年間一次エネルギー消費量が正味おおむねゼロになる住まいのことです。このZEHの実現・普及は、地球温暖化対策に大きな効果があるといわれています。
2014年4月に閣議決定されたエネルギー基本計画で、「住宅については、2020年までに標準的な新築住宅で、2030年までに新築住宅の平均でZEHの実現を目指す」とする政策目標が設定されており、賃貸住宅もZEH化が推進されています。
つまり2030年以降の新築賃貸住宅は、ZEHが当たり前の時代になり、これから建てる賃貸住宅が築10年以上になったときでも、最新の基準を満たした新築住宅に、性能面で見劣りがしないように、低燃費の住宅を建てておくことが必要となります。 

設備ではなく空間の魅力で差別化する 

これからは賃貸住宅のZEH対応が当たり前の時代になりますから、その性能をいち早く取り入れ、将来を見据えた対策を今から考えておく必要があります。その差別化戦略のひとつの手法が空間を立体的に使う設計手法です。左の写真は、ミサワホーム独自の大収納空間「蔵」※。
住空間を犠牲にすることなく設置できる収納空間により、入居者が賃貸住宅でもっとも不満を感じている収納量を確保しています。※「蔵」は居室としては使用できません

下の写真は、昨年発売した「Belle Lead SkipHigh(ベルリード・スキップハイ)」の内観です。天井高を約3.3m※の開放的な空間にして、前述した「蔵」の上部、中2階のスペースにベッドルームなどを設けています。※プランにより天井高は異なります一般的に入居者が集まりにくい1階住戸ですが、この設計により1階住戸から入居者が決まるという事例も出てきています。
今や賃貸物件を探す入居者は、不動産会社を1.5店舗程度しか訪問しないというデータもあり、部屋探しをほとんどインターネットの情報サイトで済ましてしまう現状があります。つまり情報サイトにおいては、写真が最も重要であり、物件の魅力をいかに伝えるかがポイントになります。
さらに、これからは動画紹介も注目されています。ミサワホームの賃貸住宅は、写真映えはもちろん、動画でもその魅力が伝わりやすいものです。写真映えならぬ「動画映え」をする空間ですので、入居者にも理解されやすいといえるでしょう。

コンパクトシティの時代へミサワホームは動き始めています

少子高齢化、人口減の日本において、暮らしの機能を集中させた「コンパクトシティ」が理想的な形だといわれています。ミサワホームでは、住宅をはじめ、医療・介護施設の運営や保育園など子育て支援施設の開発を手がけています。また商業施設等のビル開発にもノウハウを持っています。
これらをコンパクトシティに活かし、さまざまな開発を行なっています。そのひとつが「ASMACI(アスマチ)浦安」。「医療・介護・子育て・防災・住まい・商業」の複合拠点を整備することで、地域活性化につなげる取り組みを目指しており、集約した街づくりとしてスタートしています。

医療を中心とした複合的な都市開発「ASMACI浦安」

資産活用の トータルコンサルティング

全国のミサワホームグループの豊富なノウハウと実績で、多彩な事業をトータルコンサルティングしていきます。賃貸住宅提案や商業・ロードサイド事業による収益化や、医療・介護、子育て支援事業などの社会貢献、さらに大規模な複合的な都市開発まで多岐にわたる活用に対応しています。
「何もしない」という選択もご提案いたしますし、収益を重視した資産の組み換えなどの提案も行ないます。税理士など社内外の専門家と協力して資産全般の問題を解決するサポート体制も整えていますので、ぜひお気軽にミサワホームへご相談ください。

ミサワホームへのご相談はコチラから

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