トップ - HomeClub特集 / 住まいの計画を立てる - 「住まいが守ってくれた」オーナーさまの震災時をリポート
2024.09.30
2009年に住まいを新築されたTさま。
「2007年の能登半島地震を経験していたので、地震でも安全・安心なミサワホームの住まいを選びました。ですが正直に言うと、さすがに今回の地震が発生した瞬間は心配になりました」
地震発生後、すぐに自宅に戻って確認したところ、床の一部にへこみが見つかったものの、大きな損傷はなく、改めて住まいの強さを実感されたそうです。
「実は9年前に、築100年を超える実家もミサワホームに建替えていたんです。実家も室内のクロスが数か所ひび割れただけで無事でした。もしも実家を建替えずにあのまま住んでいたら......本当に建替えておいて良かったです」
そうおっしゃりながら、安堵の表情を浮かべるTさまでした。
ご夫婦で買い物のために外出している最中、突然大きな揺れを感じたというYさま。
「自宅が海に近く、津波警報が出ていたこともあって、4~5時間ほど高台に避難し、安全が確認で
きてから自宅に帰りました」
戻ってみると、ご自宅から徒歩数分の旧市街地は、巨大な地震によって、ほぼ壊滅という状態。Yさま邸の隣地に建っているお寺も、1階が完全につぶれてしまう甚大な被害に見舞われました。周辺のその他の住宅にも大きな被害が発生しており、Yさまがお住まいの地域は、8割近い住人の方が避難所に避難するという深刻な状況に。
そんな中、Yさまの二世帯住宅は、大きな揺れにも耐え抜いた〝ほ
とんど無傷の家〟となりました。Yさまは、地元の生活を支える貢献を長年にわたって続けている方。今回の地震でも、自宅の一部を近隣のための一次的な避難所として提供し、延べ30名の方を、2
~3週間にわたって受け入れています。インタビュー中、ご自身の無事を喜ぶよりも、近隣の方やお知り合いの心配を語られることが多かったYさま。そんなYさまのお住まいは、近隣の方の暮らしに、言
葉では表せない安心と希望をもたらしたのではないでしょうか。
地震が発生した時刻は、実家に戻ってご両親とくつろいでいらっしゃったというTさま。
「すぐに自宅の被害状況の確認に向かいました。ですが、ミサワホームの住まいは耐震性能の高さに惹かれて選んでいたので、心配というより、大丈夫であることを確認する気持ちが強かったですね」
確認してみると、室内のクロスの継ぎ目が3か所はがれた程度で、建物の被害はほとんどありませんでした。
「石川県は2007年にも大きな地震があり、実家が被害を受けました。その経験から、この住まいの建築時には地盤の改良工事もやってもらいました。担当の方が、一つひとつの工事についてなぜ必要かを丁寧に説明してくれたこともあって、今回の地震でも、この家がわたしたちを守ってくれるという安心感がありました」
避難所に避難した方が少なくなかった状況でしたが、Tさまご家族は、ご自宅での生活をそのまま継続することができました。
「当初は子どもが不安そうにしていましたが、すぐに『この家なら大丈夫』と安心してくれました」
大地震にも耐えた住まいは、Tさまのご両親にとっても、心のよりどころになったそうです。
「実家の被害が大きかったので、両親を私たちの住まいに呼び、一緒に暮らすことにしました。この家には本当に助けられました。とはいえ、手放しで喜ぶ気持ちにはなれません。少しでも早くまち全体が元の暮らしに戻れるよう、心から願っています」