トップ - HomeClub特集 / 住まいの計画を立てる - 北陸3県で安否と被害状況を確認復旧に着手して復興を促す
2024.09.30
地震発生後の5時20分頃に出社した林諭髙社長より連絡が入り、5名が出社し、翌2日には、林社長をトップに13名で対策本部を発足。体制と役割について社員と情報共有を行い、オーナーさまからの入電に対応。3日には、2名1チームで車に水や物資を積め込み、オーナーさま訪問を開始。その後、被害状況調査、修繕などの復旧作業を指揮しています。
1日の夕方より、福井と富山の各支店長と連絡を取り合い、2日の早朝までに社員全員の無事を確認しました。7日からは全社員でオーナーさまに電話(約7,000軒)。大半は若干のひび割れなど構造に問題はない状況でしたが、余震も多く、皆さん不安が大きいため、「大丈夫ですよ」という声がけだけでも安心していただけたようです。
オーナーさまへの訪問は2名体制で15チームを編成。まずは水を積めるだけ積んでお届けし、その後支援物資を調達できるようになってから、非常食や簡易トイレを車に積んで訪問しました。物資の積み込み、訪問、帰社、調達、そしてまた訪問の毎日。1月30日までには震度6弱以上エリア※の全799戸の訪問調査を終えました。
※志賀町・輪島市・珠洲市・能登町・穴水町・七尾市・中能登町・羽咋市・宝達志水町
金沢市北東にある内灘町は液状化被害が甚大でした。1月12日から3月中旬まで、建物の傾斜や沈下に関する液状化レベル調査を3名1チーム体制で実施。調査は2名で行い、1名はオーナーさまのお話をお聞きするのが仕事です。皆さん不安ですので。地盤に起因する被害はあったものの、全壊も半壊も、1棟もありませんでした。
被害状況の調査後、修繕が可能な建物については写真を参考にして段取りをし、破損箇所の除去や設備機器の交換やクロスの修繕といった作業を実施。液状化により傾斜している建物のジャッキアップ工事も始まりました。新築や改築などのお話もありますが、解体自体が進んでいない状況です(全体の約7%程度)。修繕優先で実施中です。
輪島市・珠洲市・能登町・穴水町を中心に、オーナーさまの被災状況調査・復旧・復興を目的に開設した「能登震災復旧復興支援事務所」。通称「穴水ベース」には「ムーブコア」(P15)も設置し、営業系・技術系を含む4名体制で駐在。さまざまなご相談がありますが、給排水管の復旧の補助をすることも。これからもこの拠点を活かして復興を目指します。