

トップ - HomeClub特集 / 住まいのイメージをふくらませる - ミサワホームのデザイン解剖
2025.11.30
デザインメソッドでつくり上げられたシンプルな美しさは、ミサワホームの住まいの随所に見つけ出すことができる。たとえば外観。大小の異なる面で構成された外観は、面の組み合わせ方や上下のバランス、色や質感のメリハリによって、一邸ごとに印象の異なる美しさを実現。また、雨どいなどの視覚的なノイズを徹底的に覆い隠すなど、ディテールのこだわりが生み出す品格の高さにも注目したい。居室の空間デザインにも、ミサワホームらしさが存分に表現されている。水平・垂直ラインの強調や、質感や色の組み合わせ、視覚ノイズの排除などは、外観同様、デザインメソッドの作法に従ったもの。
また、自然光や間接照明などを巧みに利用した陰影感も見どころのひとつだ。内でも外でもない「中間領域」もミサワホームならでは。面で構成されたシンプルなデザインが、植栽などの緑の美しさを一段と際立たせている。いずれにも共通しているのは、「住む人が主役」というデザイン思想。特定のスタイルに固執することのないシンプルな美しさは、あらゆるライフスタイルを受け入れることができるもの。めざすのは、100年先でも愛着を持って住み継がれる住まいだ。
そこに置かれるモノ自体の美しさを際立たせるために、シンプルさを極めた空間デザイン。部材もオリジナルで開発するなど、ディテールの美しさまで妥協を許さず追及する。
1.大きな面を組み合わせ、視覚的なノイズを排除することで、美しい広がりを感じる空間を実現。
2.室内の天井と、屋外の軒天の質感や目地を揃えることでデザインの連続性が感じられる。
3.空間全体が隅々まで調和した美しさを実現するために、棚や建具などの部材まで独自開発。色や素材感、サイズ感などが住まいと統一された書棚もオリジナル品のひとつ。エアコンなどは天井に隠すことですっきりとした空間に。
4.寝室の天井を勾配天井にし、間接照明が織りなす光と影のグラデーションで空間の広がりを演出。
シンプルな四角形を組み合わせて、全体バランスを美しく整えたスクエアフォルム。質感や色合いを吟味し、外観の印象をコントロールしながら、多彩な表情も演出。
1.主従関係を明確にした大きさの異なる複数の"面"で構成。水平・垂直のラインをくっきりと際立たせ、均衡が貫かれている住まいの外観。
2.奥行きのある面を組み合わせることで、外観に変化が生まれ、より美しいバランスを実現。
3.面構成は1と同じだが、2階を「暗」、1階を「明」にして重厚感を表現。色の組み合わせで印象をコントロール。
4.凹凸のある外壁が陰影を生み出し、ときとともにうつろう表情や、自然な風合いを演出。シンプルでありながら、いつまでも愛着を持てる味わい深い外観になっている。
まちとつながり、人と自然を招く中間領域。独自の設計手法で、室内の心地よさにも貢献。