トップ - HomeClub特集 / ライフスタイルを考える - LCCM住宅からサステナブルへ実証実験を礎に進化し続ける
2021.02.10
2021年4月より、新築予定の建物の省エネ性能について、建築士から建築主(施主)に説明する義務が、法律によって課せられることになった。これはとりもなおさず、省エネ住宅の重要性がさらに高まりつつあることを示すものだ。ミサワホームが省エネ住宅の研究に着手したのは、半世紀も前となる1971年。省エネという意識が社会に浸透するはるか以前のこと。あまりに早すぎる取り組みは、「なぜ住宅メーカーがエネルギー技術の研究を?」と揶揄する声さえ聞こえるほどだった
そのような状況にもかかわらず、研究は一歩、また一歩と前進し、1992年にはエネルギー自給率85%の「エコ・エネルギー住宅」の実用化に成功。この住まいは、ミサワホームならではの高断熱・高気密の構造体をベースに、「省エネ」と「創エネ」を組み合わせたもの。それはまさに、現在の住まいの世界的潮流であるZEHの発想を、20年以上も前に先取りしたものだった。 そして1998年には、世界初の「ゼロ・エネルギー住宅」を発売。2010年には、建設時からの環境負荷をゼロ以下にするLCCM住宅「エコフラッグシップモデル」を発表した。その後も業界をリードする画期的な省エネ住宅の開発を続け、さらなる未来に向けた技術の実証実験も重ねている。省エネ住宅の歴史は、ミサワホームの研究・開発の歴史と言い換えても過言ではないだろう。
常に未来を見据えて続けられている研究の成果は、私たちが暮らすZEHにもフィードバックされている。大空間や大開口を実現しながら、快適性や安全・安心にも徹底的に配慮された一歩先を行くZEHは、こうした省エネへの挑戦の歴史があるからこそ生み出されたものだ。ミサワホームのパイオニア精神は、これからも決して変わることはない。