

トップ - HomeClub特集 / 住まいのイメージをふくらませる - 3つの金利タイプを比較しながら安心の住宅ローンを選ぼう!
2022.04.26
住宅ローン検討の重要な要素となるのが金利タイプ。住宅ローンの金利タイプは、大きく分けて「変動型」、「固定期間選択型」、「全期間固定型」の3つがあり、それぞれにメリットがある。
たとえば、「史上最低水準」と呼ばれるほど低い今の金利のメリットを最大限に活かすなら、3つの中で最も金利が低く設定されている「変動型」がおすすめだ。それに対して、変動型よりも金利は高いが、現在の低金利が返済終了まで続く安心の「全期間固定型」。もう一つの「固定期間選択型」は、当初は変動型に近い低金利で借りることができ、期間終了後に金利の動向を見つつ、再度、変動金利または固定金利の選択が可能。固定期間の間は金利上昇のリスクがない。
「断然、変動型よね」という奥さまに対して、「多くの人が変動型を選んでるようだけど、僕はいつ金利が上がるかが気になって、ヒヤヒヤしながら暮らしそう......」と、思案顔のAさま。
そこで、それぞれの金利タイプによって、完済までの返済額がどの程度違うかをシミュレーションしてみた。それが上の表だ。変動型では、金利が上昇した際のゆとりを確保する意味で、10年ごとに金利が0.5%上がる想定で試算。固定期間選択型は、何種類かの固定期間を選べるが、今回は10年固定を選択。11年目の固定期間終了時には変動型を選択し、こちらも変動型同様に10年ごとに金利が0.5%上昇するという想定だ。全期間固定型は、当初10年間は優遇金利が適用されて返済額が少なくなっている。完済したときの総支払額もご覧の通り。この違いを大きいと見るか、それとも金利上昇リスクに対する保険と考えるかなど、判断は人によって分かれるところだ。
はたしてAさまが選んだのはどのタイプ?

金利のタイプは大きく分けて3つある。金融情勢に伴って金利が変動する「変動型」、返済終了まで金利が変わらない「全期間固定型」、そして一定期間だけ金利を固定する「固定期間選択型」だ。一般的には変動型が最も金利が低いが、住宅ローンによって保証料や手数料などが異なるので、金利だけでなく、トータルで自分に合ったタイプを判断しよう。

※1 変動金利の場合、金利見直し後の返済額を見直し前の1.25倍以下に抑えるとしている金融機関もあります。
住宅ローンの金利タイプを選ぶには、3つの金利タイプについてシミュレーションして、比較することから始めよう。変動型や固定期間選択型では、一定の金利上昇を想定して試算。利息を含めた総支払額や当初の毎月の返済額だけでなく、返済終了時までの毎月返済額の変化などもチェックしよう。
※2 11年目からは変動金利を選択した場合を想定しています。11年目の変動金利の基準金利を「1.55%」と想定し金利上昇を加味した「2.05%」から、10年固定金利選択時の金利優遇(0.7%と仮定)を差し引き「1.35%」としています。以降、10年ごとに0.5%の 利上昇を加味した計算としています。