「家族が自然とリビングに集まるような、つながりを感じられる家を建てたかった」というKさん。2階のLDKは、ゆったりとしたワンフロア。家族の顔が見えるオープンスタイルのキッチンを中心に、ダイニングとリビングをL字型に配置した、奥行きのある空間設計だ。
キッチンからは、どこにいてもLDK全体が見渡せ、家族の気配を感じられる。休日にご夫妻がキッチンに並んで料理の腕をふるい始めると、娘さんも自然に手伝いをしてくれるという。「家族が互いに興味を持って話しかけたり、気を配ったり、期待以上です」と、家族がつながる暮らしを楽しんでいる。
すっきりと美しく、広々とした住空間を生み出しているのは、収納スペースの工夫。20坪という広さの敷地ということもあり、2階建てから3階建てプランに変更した。そして、思い切って1階を収納フロアと位置づけ、シューズクロークやサイクルポート、納戸を集約。ビルトインガレージ上にも「蔵」を設け、2階や寝室には必要以上のモノを出さないようにしている。「戻す場所が決まっていると、モノが散らかることもありません」と夫人。動線もシンプルになり、掃除や片付けもラクに。家事が手分けしやすくなり、家族の気づかいや思いやりを生む。そんなうれしい相乗効果に、Kさん夫妻は満足されている。

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  視覚的なゾーニングの効果を生み出す板張りの天井。ダウンライトとペンダントライトの使い分けなど、仕切りのないワンフロアの中にもそれぞれの空間の独立感を演出する。

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  家族用の玄関でもあるシューズクロークは、レジャー用品をしまいこんでもすっきり。玄関を広々と美しく使える。

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  車の出し入れを考えると置き場に困る自転車も、ビルトインガレージの脇に設けたサイクルポートにすっきり収納。車のタイヤなども入れておける。

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  勾配天井が趣のある主寝室。スリット窓からも自然光が入り、朝も寝覚めが気持ち良いという。夫婦で使い分けができるウォークインクローゼットも大正解だそうだ。

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  白の方眼タイルとレンガ調を組み合わせたサイディングで、コントラストの効いたファサード。道路に面した正面側は、高い位置のスリット窓で光を呼び込む。

3LDK

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