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お正月を迎える準備
大掃除が終わったら、いよいよ新年を迎えるお正月の準備です。最近では本格的な門松を飾るご家庭は少なくなりましたが、門松は、年神様を家にお迎えする目印とされています。玄関に飾るしめ縄は、古い年の邪気払いや家内安全の願いをこめて飾るものです。鏡餅は、年神さまをお迎えしたときのお供え物で、床の間、または高いところに飾ります。毎年何気なく目にしていたお正月飾りには、こうした意味や由来があるのです。

お正月飾りは28日までに飾りましょう

お正月飾りは正月前に飾りますが、29日は「二重苦」「苦立て」「苦松(=苦が待つ)」など苦に通じるため嫌われます。また、31日に飾るのは、お葬式と同様、「一夜飾り」であり縁起が悪いことや、年神さまをお迎えするのに一夜限りでは失礼とされています。30日も旧暦では大晦日にあたるため、31日と同じ意味になるので、28日までに飾るのが習わしです。

お正月飾りは7日まで

お正月飾りを飾っておくのは、年神さまがいるとされる期間「松の内」の間です。「松の内」は、地域によって異なりますが、一般的には元旦から7日までと言われています。鏡餅を割って食べる鏡割り(鏡開き)は、1月11日が正式とされています。

お正月気分を小物で演出

大掃除ですっきり片付いた空間で、新年のおもてなしやお正月のインテリアを考えるのは楽しいものです。最近は雑貨屋さんやお花屋さんで、モダンなタイプの門松やしめ縄が販売されているので、ライフスタイルに合わせて楽しんでみてはいかがでしょう。
また、特別な物を用意しなくても、ちょっとした小物がお正月を演出してくれます。例えば、クッションカバーの素材や色、柄には部屋のイメージを変える効果があるので、金や朱色などをポイントに使えば、お正月のお祝いにふさわしいインテリアになります。
身近なものでは、おしゃれ小道具でもある手ぬぐいが便利です。額に入れてアートとして楽しんだり、テーブルまわりのファブリックとして、またお酒やギフトを包むラッピング素材として、幾通りもの使い方を楽しむことができます。

お正月気分を小物で演出