栃木県 Oさま邸
家を建てるなら、使い勝手のいい広い建物と心ゆくまで楽しめる広い庭が欲しい。これがOさまご夫妻の強い希望だった。庭も大切な住まいの一部と考え、設計段階から詳細な検討が行われたという。
Oさま邸の庭の特徴は、建物正面側にメインとなる広大な庭があるほか、それとは別に日本庭園もあり、異なる庭の表情が楽しめることだろう。そして建物をぐるりと囲むように、生け垣や植栽が巡らされているのもOさま邸ならでは。敷地の四方が道路に囲まれているため、周辺環境との調和をはかり、同時に道路と建物との緩衝帯として庭も含めた緑が大切な役割を担っている。 全体が芝生で覆われているメインの庭は広くて明るい。中央付近には緩やかな起伏があり、芝生に独特の表情を与えている。所どころにさまざまな種類の樹木が配置され、それらがつくり出している景色はとても鮮やかだ。
この広大な庭は、1階のリビングやダイニングはもちろん、2階の居室やテラスからも存分に眺めることができる。また、エントランスの庭に面した窓からは、1本の紅葉がまるで絵画のように映り込む仕掛けになっている。Oさま邸にとっては、庭の緑がまさに住まいに欠かせない存在であることがわかる。
Oさま邸のもうひとつの庭は、メインの庭とは趣を異にする純和風づくりだ。茶室にもなる和室に面しており、美しい姿の松をアクセントに、高低のメリハリを活かしたさまざまな植栽が落ち着いた風情をつくり出している。桜、梅、桃などの木もあり、花や果実を求めてときおり鳥もやって来るという。縁側のある和室から眺める庭もまた、心なごむ景色となっている。
庭へのこだわりは、住まいとの調和を意識して、建物の外観も庭を中心に決定したという。
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