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新年を迎えるために大切な大掃除
大掃除は、五穀豊穣をもたらす神である「年神さま」を迎えるため、すすを払って清める「煤払い」に由来する年中行事のひとつです。江戸時代には12月13日を「正月事始め」や「松迎え」などと呼び、お正月を迎えるための準備を始める日としていました。忙しい現代では、大掃除は大晦日というご家庭も少なくないかも知れませんが、早めに大掃除を済ませ、年末はお正月の準備にあててはいかがでしょう。

大掃除をラクにする事前準備

大掃除を効率よく行うために、できれば事前に準備をしておくことをおすすめします。大掃除は不要になった物を処分するよい機会でもあるので、長い間使っていないものはこの機会に思い切って処分しましょう。不要になった衣類などは、大掃除の際に掃除用具として再利用できるので、持ち物の整理は大掃除までに済ませておくとよいでしょう。

準備する物
  • ■軍手、ゴム手袋
  • ■アクリルたわし
  • ■ぞうきん
  • ■ストッキングなど不要な衣類
  • ■古新聞紙
  • ■ほうき、ちりとり
  • ■化学モップ
  • ■窓掃除用スクイジー(スキージー、スクイージーとも呼ばれる、平らな表面の水分を取り除くのに便利なゴム製ワイパー)
  • ■霧吹き
  • ■中性洗剤など住まいの洗剤

キッチンやお風呂場などのお掃除には、市販のアルカリ電解水、液体せっけん、粉せっけん、重曹、酢などのナチュラル素材がおすすめ。小さなお子様のいるご家庭でも安心して使用できます。

油汚れなどの酸性の汚れに

  • ■重曹水(水1カップに重曹小さじ1程度をスプレーボトルに入れて使用)
  • ■重曹ペースト(重曹2:水1を用意。重曹に少しずつ水を混ぜてペースト状に)

水アカやせっけんかすなどに

  • ■ビネガー水(酢を水で2〜3倍に薄め、スプレーボトルに入れて使用)

毎日の「小掃除」で「大掃除」の負担を軽減

12月に入ったら、少しずつでいいので、普段気づいたところをキレイにしていくと、大掃除の手間が省けます。キッチンや浴室、トイレは毎日使う場所なので、汚れたらすぐお手入れをするよう心がけていれば、大掃除では普段手が回らないエリアに集中できます。今日の汚れは今日のうちに落とすことを毎日の習慣にしていけば、来年の今頃は大掃除の必要がなくなるかもしれません。