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トップ - THINK LIFE / ライフスタイルを考える - 日々の幸せが増す台所道具の話

interview

日々の幸せが増す
台所道具の話

だいどこ道具ツチキリ 店主
土切 敬子さん

「話しだすと止まらない」。
土切さんは、自分で使ってみて、
自信をもって、勧められる
台所道具だけを扱うお店の店主。
幸せが増す道具の話を聞いた

  • ここは自宅兼お店です
    「だいどこ道具ツチキリ」は井の頭公園駅(東京)から歩いて8分くらいの場所にあります。私が何度も使ってみて、自信を持って勧められる台所道具を揃えています。そして、ここは自宅兼お店。お店の横にはキッチンとダイニングがあって、家族の食事もここで。時にはキッチンで台所道具を使っているのを見てもらったりして「どうしていいのか、なぜいいのか」をお話ししています。

    台所道具が大好きで
    お店を始めたのは、台所道具が好きだからです。学生時代から道具が大好きで、たとえばやかんも「もっといいのがないかな」と、いくつもいくつも使ってみました。カタチもそうですし、素材もアルミ、ステンレス、ホーロー、銅、鉄‥‥。沸騰してお湯になって、注ぐときに「ジュジュッ」と音がするときがありますよね。その音がしない方がいいなぁとか。

    鉄瓶と小さな銅のミルクパン
    今では、鉄瓶と小さな銅のミルクパンにたどり着きました。鉄瓶で沸かしたお湯を保温のポットに入れて、一日中それを使っています。コーヒーが好きなので、おいしいお湯を使うと、さらにおいしくなります。自分ひとりぶんのお湯が欲しいときは、銅の小さなやかんですね。いちばん早く沸くんですよ。殺菌作用がありますし、こちらも愛用しています。
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  • 10年ものの鉄の中華鍋
    わが家で、いちばん活躍しているフライパンが、鉄の中華鍋です。家庭料理は、特別な料理より「余った野菜をいかにおいしく食べられるか」が、大事。特に私は炒め物が好きなこともあって(笑)、この中華鍋は大活躍。鉄製だから、すぐに熱くなって水分が蒸発するため、野菜はシャキシャキに、チャーハンはパラパラに仕上がります。日々の料理がおいしくなると、それだけで幸せです。

    愛着が深まります
    この中華鍋は、約5000回もたたいて伸ばした打ち出し式です。それだけたたくと鉄は薄くなり、丈夫になり、軽くなります。それに、この中華鍋は底が丸くなく平らなため、家庭のガスコンロでも使いやすい。時間が経つほどに使いやすくなって、愛着が深まっていきます。

    使い続けると思います
    同じ形の一体成型の中華鍋を20年以上使っていたのですが、ハンドルがチタン製のものが発売されたので、5年前に買い換えました。ハンドルが熱くなりにくく、軽くなって、さらに進化しました。「人生の最期まで使い続ける」と思います。こういう台所道具を紹介していきたいんです。
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  • ひとり時間を楽しむ土鍋
    台所道具は、機能だけでなく、デザインも大事です。目に入って、ステキだなと感じると料理が楽しくなります。そのひとつが、目玉焼き土鍋です。小さくて、かわいくて、そしておいしい目玉焼きをつくることができます。

    毎昼、目玉焼きですね
    これは伊賀焼の陶土でできていて、その陶土は多孔性で空気をたくさん含んでいるため、土鍋全体がゆっくり温まり、食材に熱をじっくり通します。そのため目玉焼きの白身が蒸されたようにぷっくりとし、縁はカリカリ。蒸した卵と焼いた卵の中間くらいの感じでおいしいんです。毎昼のおかずは目玉焼きですね(笑)。

    アヒージョもお勧めです
    この目玉焼き土鍋は、アヒージョにも向いています。小さいから、オリーブオイルが適量でいい。熱々のまま、テーブルに運んでお酒のつまみにするのもお勧めです。ちょっとした蒸し料理も‥‥ひとりぶんの料理を楽しむ道具です。土鍋が変化していく経過を楽しみながら「末永くおつきあいいただけたら」と思います。
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  • ずっとそばに置きたい台所道具
    ツチキリのルールは、美しくて、使い勝手が良くて、ずっとずっとそばに置きたいこと。そして、手に取りやすいお値段も重要です。作家ものと工業製品の中間のような位置づけのプロダクトだと、そんな希望が実現できそうです。そういう道具で「毎日の料理が楽しくなるといいな」と思っています。私は、この道具を使いたいから、料理をつくるということも多いですね(笑)。

    つくる時間も含めて楽しみたい
    たとえば、磁器でてきたスパイスミルは無くても困るものではないのですが、たたずまいが美しくて、そこに置いているだけでウキウキします。それに、黒こしょうや塩を入れて手でゴリゴリと回して、好みの調合を試してみたり、音に癒されてみたり‥‥。料理をつくる時間や大好きな道具をお手入れする時間も含めて、すべての時間を楽しんでいただきたいですね。

    日々の幸せが増します
    いろいろな台所道具を使い続けて、そしてお店を始めて5年が経ちました。台所道具は、知れば知るほどおもしろいんです。まずは、自分の好きな料理をおいしくできる道具から手に入れてみると、日々の幸せが増します。それは、とても大切なことだと思います。
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profile

土切 敬子さん写真
土切 敬子さん
テキスタイルの企画デザイン、食品関連のアートディレクターを経て、2017年5月に自宅を改装して「だいどこ道具ツチキリ(東京の井の頭公園駅近く)」をオープン。お客さまとお話ししながら、時にはキッチンでお試しすることもあり。自らが使って選びぬいた道具は、シンプルで美しく、使い勝手のいいものばかり。2021年10月には「ほぼ日刊イトイ新聞」webサイトにて「だいどこ道具ツチキリ ほぼ日支店」をオープンした。

関連サイト
だいどこ道具ツチキリ
だいどこ道具ツチキリ ほぼ日支店

information

話しだすと止まらなくなる、道具のおいしい話~おしゃべりな台所道具
土切さんが台所道具店を始めたきっかけや自宅を改装してお店にした苦労、10年以上大切に使っている道具や人気商品などを紹介。まるで「ツチキリ」の店内に腰かけて、直接お話を聞いているかのような本。台所道具の使い方やこだわり、道具愛があふれている。出版社/オレンジページ (2021/11/25発売)