静かで快適な暮らしを守る、外部からの確かな騒音対策と、
個人のプライバシーを守る、安心の生活音対策。
静かで快適な暮らしを守る、外部からの確かな騒音対策と、個人のプライバシーを守る、安心の生活音対策。
音の種類には、テレビの音や人の話し声など空気の振動によって伝わってくる「空気伝搬音」と、足音やモノを落とす音などが床や壁を伝わってくる「固体伝搬音」の2種類があり、車の走行音のように両方がミックスされたものもあります。ミサワホームでは、近隣や道路などの周辺環境を調査する際に音源にも配慮し、快適にお住まいいただける設計・仕様にて対応しています。
外部からの音の侵入を防ぐには、開口部はもちろん、住まい全体の気密性を高め、音の侵入をシャットアウトすることが大切です。ミサワホームの木質パネル接着工法は気密性が高く、もともと空気伝搬音対策にすぐれた構造。外壁面はD-35※3と、ざわめく交差点の騒音を、静かな公園程度のレベルにまで引き下げる高い遮音性能を誇ります。
外部からの騒音対策では、開口部の遮音性能の向上が重要です。ミサワホームでは、空気伝搬音の遮断の程度を示す住宅性能表示の「透過損失等級※4」において、「AFサッシ」「AZサッシ」に防火仕様や防犯合わせペアガラスなどを用いて最高等級3の-25dBをクリアする高い遮音性能にも対応※5。もちろん、生活音が外に漏れるのも抑えられます。
下階への固体伝搬音を低減するには、床の剛性(かたさ)を高めたうえ、遮音性の高い床材を使うことが有効です。ミサワホームの床パネルは業界随一の剛床。しかも居室上部の床パネル裏面には、石膏ボードを二重張りした制振材を設置しました。さらに、下階の天井裏には吸音材を敷き込んで徹底した遮音対策を実施。遮音性能を高めた「重ね建床」仕様や「高遮音界床」仕様などもご用意し※6、重量床衝撃音、軽量床衝撃音の両方に対し、いずれも高い遮音性能を実現しています。また、標準床仕様に対し遮音性能を3ランク上回る高性能の「高遮音二重床」仕様もご用意。実棟での性能実験においてもLr,H-55※7を確認することができました。
ミサワホームでは、2階床パネル下面に設置して、さらに遮音性能を高められる「床制振ダンパー」を開発。ダンパーの減衰ゴムが、飛び跳ねなどの重量衝撃による振動を効果的に吸収し、上階の生活音を下階に響きにくくします。実験では、重ね建床仕様よりもさらに5dB程度の遮音性向上を実現。音の強さとしては約1/3にできることを確認しました。
ミサワホームは木質パネル接着工法の住まい。一般的な住宅の間仕切り壁が石膏ボードの間に吸音材(主に断熱材)を入れた5層構造(仕上げ材を含む)なのに対し、木質パネルによる居室間の間仕切り壁※9はパネル両面の合板がプラスされ、7層構造※10になります。もちろんそれだけでも高い遮音性を実現しますが、押し入れなどの収納空間をうまく配置すれば、さらに遮音効果は高まります。また、賃貸併用住宅や集合住宅用には高遮音シートを配した格子遮音パネルによる8層構造の界壁をご用意。静かな暮らしを守り、快適な住環境を創造します。
※1 各数値は当社測定実験に基づきます。周辺環境やプランにより異なる場合があり、各数値を保証するものではありません。
テレビや人の話し声、飛行機の音など空気の振動によって伝わってくる音。
足音やモノを落とす音、排水管に水が流れる音など、床や壁を伝わってくる音。
※2 音の感じ方には個人差があります。
※3 当社オリジナル外壁材の場合。
※4 希望する場合のみ評価が受けられる選択項目です。
※5 サッシのサイズや開閉方式、ガラスの種類によっては等級3を満たさない場合があります。
空気音と固体音それぞれに基準となる周波数とレベルを決め、建築材料の遮音性能を客観的に評価するための等級。
※6 各床仕様の材料・仕様等は、プラン条件や地域により異なる場合があります。
※7 RCスラブ厚200mm相当。当社実棟におけるバングマシンによる測定結果です。
遮音性能実験で、子どもの飛び跳ねなどの重量床衝撃音を確かめる際に使われる機器。
※8 軽量床衝撃音に対する性能は床仕上げ材によって異なります。
※9 遮音間仕切り壁は、居室・居室間の間仕切りに木質パネルを用いた場合に限り、居室・ホール間などの間仕切り壁(パネル)には吸音材は充填していません。
※10 商品タイプや地域により、鋼製間仕切り仕様(5層構造で遮音性能は同等)対応の場合があります。
* 写真やCGにおける断熱材(グラスウール)の表面色は、実際と異なる場合があります。