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自分らしさを大切にしてインテリアを設えれば日々の心地よさが増していく。中川さんに、自分らしいインテリアのつくり方を聞いた
[埼玉県 Sさま邸] Sさま邸は駅から近い住宅街の角地という好立地。 高層マンションや商業施設が建ち並ぶエリアの中にあって、 タイル張りの風格ある外観が威風堂々たる存在感を放っています。 無垢材のアクセント壁が温もりを醸す玄関ホールは、約3畳大の広いシューズクロークを備えたことで常にすっきりと片付き、「家の顔」にふさわしい美しさ。リビングに入ると、天井高約3.7mの開放的な空間が広がり、ひときわ伸びやかさを感じることができます。天井、床、建具をウォールナットで統一し、黒の大判タイルや凹凸感のある白い石張りのアクセント壁で表情豊かに演出した重厚感漂うインテリアは、Sさまのお気に入り。南側の大開口やハイサッシから光が明るく差し込み、植栽の眺めも楽しめます。ダイニングキッチンはリビングよりも床を高くして、白の大理石調フロアを採用し、同じ空間にありながら別ゾーンの雰囲気に。リビングから見えにくい場所にベンチソファをL字型に造り付けて、落ち着きのあるダイニングスペースにしたのもこだわりのポイントです。黒×ゴールドのゴージャスなペンダントがインテリアを華やかに引き立てています。 Sさまはご夫妻、大学生の息子さま、社会人のお嬢さまの仲の良い4人ご家族。新しい生活様式になって、お子さまたちもご自宅で過ごす時間が増え、自然にみんながリビングに集まる機会が多くなったそう。「夕食後はお酒タイム。リビングでくつろぎながら、みんなで一緒にグラスを傾け、会話を交わす団らんのひとときがいちばん幸せですね」と奥さまの笑顔がはじけました。
[神奈川県 Yさま邸] ご実家の向かいに3階建のお住まいを新築されたYさま。 敷地を最大限に活かしつつ、都心の厳しい北側斜線制限をクリアし、 明るく伸びやかな暮らしを実現されました。 ポイントは日当たりの良い2階にLDKをつくり、南側にルーフバルコニーを設けたこと。4枚のサッシでLDKとバルコニーがつながり、広がりが感じられます。また、単調にならないよう、ダイニング側は天井高をあえて低く抑えて羽目板張りにし、リビングは床高も一段下げて2.7mの高天井にすることでメリハリのある空間に仕上げています。 ブラックウォールナットの床に洗練されたモダン家具が美しく調和したLDKのインテリアは、お仕事柄、ホテルを訪れることが多いYさまのセンスが反映されたもの。「ナチュラルながらも、どこかシックで重厚感の漂うホテルのような雰囲気が好きなので、インスタグラムで素敵だなと思う写真をピックアップして希望のイメージを伝えました」と笑顔で語ります。 1階と3階の工夫も見逃せません。3階の寝室は北側の天井が法的制限で低くなるため、南側の天井高を極力上げて圧迫感のない心地よい安眠空間に。また、広いウォークインクロゼットを1階に設けて、ご家族の衣類はここに集中収納。「洗面・浴室も1階にあるので、上の階と行き来しなくても着替えや身支度ができ、朝の準備もスムーズで助かります」とYさま。お向かいに住むご両親も、お孫さまとふれあえる近居の暮らしに大喜びされているそうです。
[岩手県 Kさま邸] 白いキューブを組み合わせたようなシンプルでいて表情豊かな外観が街並みに映える Kさまのお住まいです。 LDKは入った瞬間に広がりを感じる天井高3mの設計で、ウォールナットの床、建具、吊り収納に、カウンタートップも同色で統一したグレーのキッチンやアクセントタイル壁がしっくりと調和。黒×茶色でコーディネイトされたインテリアが大人の雰囲気を漂わせています。「リビングのソファに座ると、より天井の高さが感じられて気持ちがいいですね」とKさま。朝は東側のダイニングの窓から光が差し込んで爽やかな気分になれるそうです。 キッチンは電子レンジや炊飯器などの家電をカップボードに隠し、食品庫もリビングから見えない位置に設けて、生活感が漂わない雰囲気に。窓の下の棚にはKさまが海外出張の際に集められたさまざまな国のマグカップを飾られています。奥さまはキッチン背面の収納カウンターに置いたパソコンでお好きな音楽を流したり、レシピを見ながらクッキング。「夫もお気に入りのキッチンで〝男の料理〞を楽しむようになりました」と微笑みます。 美しい暮らしを保てる秘訣は収納計画にもありました。普段使わない季節モノは2階の大収納空間「蔵」に収納。LDKのある1階からも、寝室や子ども部屋のある2.5階からも行き来しやすくて便利です。お子さまは広々としたLDKを走り回って楽しそう。「思い描いていた通りの我が家が実現できて大満足です。美しく暮らしたいから、お片付けを頑張ろうという気になりますね」と奥さまの笑顔がはじけました。
[北海道 Sさま邸] 白いキューブで構成されたようなスタイリッシュな外観が印象的なSさまのお住まい。 車好きのSさまは、玄関ホールからガレージの愛車が見える演出もお気に入りです。 外部に面した窓が少なく、一見、壁で閉じられた建物のように見えますが、母屋とビルトインガレージの間を通る路地のようなアプローチを進むと、明るさと開放感に満ちた別世界が広がっていました。大きな中庭を囲むように吹き抜けのリビングとダイニングキッチンが配置され、中庭に向かって開かれた南面の大きな窓から光がふんだんに差し込みます。生活のしやすさにもご満足の様子で「キッチンからも寝室からも洗面・浴室に行きやすいので、洗濯家事はもちろん、朝の洗顔や身支度もスムーズです」と奥さま。WEBサイトでミサワホーム北海道の建築設計ユニット「MooS(ムース)」を知り、その設計思想に惹かれて家づくりを相談されたSさま。期待を超えるプランにうれしい驚きを感じたとのこと。「高い壁で囲われているから、住宅街でありながら外からの視線を気にせず、カーテンを全開にしてくつろげますし、吹き抜けの大きな窓から空の移ろいを眺められて気持ちいいですね」と語ります。 こんな開放的な間取りにしても極寒の北海道で快適に暮らせるのは、高い断熱性を発揮する120mm厚の木質パネルに加え、壁・床・天井まで断熱材を充填して、家全体をまるごと断熱しているから。「日当たりがいいから冬も暖かくて、想像以上の心地よさです」とSさまの顔がほころびました。
[京都府 Mさま邸] 風光明媚な風致地区で、ご両親のセカンドハウスとつながる広い敷地にご自宅を新築されたMさま。 17年前に建築いただいたセカンドハウスと違和感なく調和しています。 2階に大収納空間「蔵」を取り入れることによって約3mの天井高を実現した伸びやかなリビングは、セカンドハウス側に向けて大きく窓が開かれていて、中庭へと視線が広がります。さらに、板張りの天井がテラスの軒天へと連続し、美しい一体感を演出。中庭にはお父さまと吟味されたオリーブの大樹が植えられ、その向こうにそびえるセカンドハウスのシンボルツリーでもあるケヤキも眺められるように配慮されています。 大きなアイランドカウンターを配したキッチンは、料理教室を開かれている奥さまのお気に入り。大勢の生徒さんが集まっても、作業がしやすいゆとりの広さです。2階にはライブラリーホールを設けて、壁の棚に手作りの籐作品を飾り、料理本などの書籍や雑誌もすっきりと収納。「ソファに座って、好きな本を読みながらゆっくりと過ごす時間が心地いいですね」と奥さま。さらに上がった2.5階の寝室は、半階下のラウンジとスキップフロアでつながる遊び心のある間取りに。ベッドでくつろぎながら、ガラス壁越しにラウンジのプロジェクターで映画などが鑑賞できます。鮮やかなブルーの壁は唐紙で、お母さまからの新築祝いのプレゼントだそう。 Mさまは住み心地にもこだわって全館空調システムを採用。「暑い夏も寒い冬も、家中どこに移動しても温度差を感じることがなく快適に過ごせます」とお喜びです。
[神奈川県 Kさま邸] 愛犬家のKさまが建てられたのは、ご夫婦とお嬢さま、お母さまと共に、大型犬3頭と楽しく心地よく暮らせる光に満ちたお住まいです。 高い外壁で外からの視線を遮りつつ、ドッグランを兼ねた芝生の中庭を囲むように建物を配置し、プライベート感のある暮らしを実現されています。リビングはフルオープンサッシを全開すると中庭のテラスと段差なく一体につながり、開放感もひとしおです。愛犬たちは屋内外をのびのびと自由に走り回って楽しそう。「リビングから庭にボールを投げると、大喜びで追いかけていきます。周囲に気兼ねせずに愛犬と遊べるのがうれしいですね」とKさま。アートがお好きなご夫妻のセンスは、西海岸テイストをさりげなく取り入れたハイモダンなインテリアにも反映されています。白い大判タイルフロアのLDKは、白砂の海辺のようなイメージ。艶のある墨色の磨き壁に自然光が映り込み、水滴を思わせるデザインの手吹きガラスのペンダント照明がアクセントとなって緩やかな空気感を醸し出しています。また、リビング正面の1.5階に造り付けた飾り棚にはKさまがコレクションするリヤドロの作品が飾られ、お洒落なギャラリーさながらです。タイルの床は、夏はひんやりとして愛犬の熱中症防止にも効果的とのこと。愛犬の噛む習性を考慮して、木の素材は使用せず、階段はスチール、造作家具にはメラミン素材を採用しています。「この家に住んで気持ちにゆとりが生まれました。ずっと家にいてもストレスを感じることがありません」とご夫妻の笑顔がはじけました。
[群馬県 Nさま邸] 築50年を経た農家造りのご自宅を和風の平屋に建替えられたNさまです。 「実はミサワホームはモダンな白い家という先入観があって、我が家には合わないと思い込んでいたのです。ところが試しに要望を伝えると、期待以上の素敵なプランを提案してもらえて。表情豊かな外観にも一目惚れでした」と振り返ります。そのお言葉通り、二層の瓦屋根が風格を漂わせる和の佇まいが、お祖父さまが大切にされていた庭石を使った庭園と調和しています。 4mもの天井高が開放感を醸し出すリビングは、1階に大収納空間「蔵」をつくることで実現したもの。天井近くに連なる高窓からも光が差し込み、くつろぎの場を明るく包みます。LDKの続きにはモダンな和室もあり、畳のくつろぎも味わえます。一方、内部を広く取ったアイランドキッチンは奥さまのお気に入り。 「子どもと一緒に立っても余裕ですれ違えるので作業がしやすいですね。娘は友だちを呼んでクッキングを楽しんでいます」とにっこり。 生活動線にも工夫が見られます。洗面室からウォークインクロゼットを抜けて、室内干しのできるユーティリティスペースへと一直線につながり、寝室とも行き来しやすくて便利。「脱ぐ、洗う、乾かす、しまう」がスムーズで、家事がグンとラクになったそうです。 気候の良い時期は、心地よいテラスでアウトドアライフを満喫。 「深い軒の出のおかげで夏も直射日光が遮られて快適に過ごせます。枕木を敷いたコーナーで、家族や友人とバーベキューをするのが楽しくて」とNさまの顔がほころびました。
[愛媛県 Kさま邸] お子さまが独立されたのを期に、ご夫婦だけの暮らしになられたKさま。街中の便利な場所で空き家になっていた奥さまのご実家を、お2人で快適に暮らせるお住まいに建替えて移り住まれました。LDK、寝室、洗面・浴室をすべて1階に配置し、普段は平屋感覚で暮らせる間取りにされています。 大きな窓から光が明るく差し込むLDKは、リビングの天井を折り上げて板張りにし、木の温もりが漂う落ち着いた雰囲気に。朝はKさまがミルで豆を挽いて丁寧に淹れたコーヒーを飲みながら、庭を眺めて談笑するのがお2人の日課だそう。 読書と音楽をこよなく愛するKさまは、「蔵書やCDがたくさんあるので、これらがうまく収納できて、いつでも手にとって楽しめる家にしたいと思いました」と語ります。その言葉通り、グランドピアノが置かれた近くの2面の壁に木製棚をしつらえて楽譜類を収め、お気に入りの絵画も飾って楽しまれています。「毎日、帰宅後にピアノを弾いていますが、遮音性が高いから音が外に漏れにくくて安心ですね」とKさまに笑顏がこぼれました。2階に上がると、そこはまるでミニ図書館。ホールに天井までの本棚が並び、膨大な蔵書がすっきりと並んでいます。本棚の一部は陶器のコレクションを飾るギャラリーに。「2階は趣味の時間を楽しむゆとりのスペースにしました。図書ホールの窓辺に置いたベンチソファでくつろぎながら読書をするのが気持ちよくて」とKさま。好きなものに囲まれて過ごす充実感に満ちた心豊かな暮らしに大満足されています。
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