写真:見出し 写真:見出し

オープンな空間が開放感を演出します
視覚的効果で広く見せるだけでなく、リフォームで広さを実現することも一つの方法です。狭さを克服するために考えられるのが、間仕切りを取り払って広いワンルームにすること。部屋と部屋の仕切りや開き戸の前後など、スペースを見直してみることが狭さ解消につながります。

間仕切りを取り払ってオープンに

機能別に分けた部屋を見直してみることも、方法のひとつ。たとえば、リビングとダイニング・キッチンに分かれている部屋は、仕切りを取り払うと一体の大きな空間が出現します。家族の顔を見ながら料理ができたり、気軽に家族が料理に参加でき、食を通して家族のコミュニケーションがスムーズになる効果も期待できます。また、トイレと洗面室、浴室と、細かに区切られているバスルームの間仕切りを取り払って欧米方式のスリー・イン・ワンにするのもひとつの方法です。総面積は変わらず、ゆったりした水廻りスペースが実現します。

スケルトンで存在感を省く

通常壁で囲われている階段を、蹴込み板を省いたスケルトン階段にして、リビングなどに取り込んでしまうのも狭さを克服する方法です。光や風を通すスケルトン階段は、空間が実際よりも広く見えるのが大きなメリット。デザイン次第では空間のオブジェにもなります。そればかりか、2階の個室にいく家族と自然に会話が交わせることも可能です。

写真:スケルトンで存在感を省く

前後のスペースを活かせる引き戸

ドア(開き戸)は開閉の際に開く方向にスペースが必要になります。これに比べて横に引くだけの引き戸は、開閉の際のスペースはほとんど必要ありません。かつては、気密性が損なわれるなどのマイナス点もありましたが、最近では気密・断熱性に優れた玄関引き戸も登場しています。玄関ドアを始め、室内ドアなども引き戸に変えることで前後の空間を有効に生かすことができ、広がりも得られるメリットがあります。

バルコニーを第2のリビングに

居間から庭へとデッキやバルコニーを広げていくことで開放的なスペースが生まれます。実際に外に出なくても、バルコニーの床が木に変わるだけで、視覚的に床面積が広がったように感じられます。

写真:バルコニーを第2のリビングに