脱炭素で循環型の住まいづくり・
まちづくり

カーボンニュートラルの実現に向けて、
ハウスメーカーの果たす役割は大きいという認識のもと、
再生可能エネルギーを活用した省エネ・創エネ技術を開発し、
「ゼロ・エネルギー住宅®」を販売するなど、脱炭素化を実現する循環型の
住まいづくり・まちづくりに取り組んでいます。

SDGsとの関連

背景

日本政府はカーボンニュートラルの達成に向けて「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」を推進しています。2050年カーボンニュートラルという高い目標に向けて、民間企業の大胆なイノベーションを促進し、新しい時代に向けて挑戦する企業を応援するために打ち出された戦略です。具体的には、成長が期待される14の重要分野の実行計画を策定、それぞれの分野での今後の見通しを示しています。
グリーン成長戦略では、成長産業として期待される重点分野を特定し、具体的な計画と見通しを示しています。例えば、家庭・オフィス関連産業では、ペロブスカイトの活用に取り組んでいます。ペロブスカイト太陽電池とは、ペロブスカイトという鉱物の結晶構造を利用した太陽電池で、軽くて柔軟な太陽電池が製造でき、製造コストを抑制できることから、次世代の太陽電池として注目されています。
ペロブスカイト太陽電池はその特徴を生かし、あらゆるところに設置することが可能で、太陽光発電の課題であった設置場所の制約を越えるべく、開発研究が進められています。ミサワホームも、1998年に世界で初めて「ゼロ・エネルギー住宅®」を開発・販売するなど、カーボンニュートラルの実現に向けた住宅を積極的に提案しています。

2024年度の主な活動と実績

ZEH水準を超える次世代型高性能住宅を実現
「スマートテックGXプラス仕様」をラインアップ

ミサワホームは、カーボンニュートラルの実現に貢献する住まいを普及させるため木質系工業化住宅および耐震木造住宅において、国が新たに推進するGX志向型住宅の基準を満たす「スマートテックGXプラス仕様」を戸建、賃貸住宅商品のラインアップに追加しました。「スマートテックGXプラス仕様」は、当社独自の断熱技術を採用した工業化住宅に、最大95%の熱交換率を達成した「フロアセントラル換気システムHEPA95型」をはじめとする省エネ性能にすぐれた高効率機器と、太陽光発電システムおよびHEMSを標準装備。これらを効果的に組み合わせることで、一次エネルギー消費量を大幅に削減し、GX志向型住宅に求められる基準を達成します。
ミサワホームは、「スマートテックGXプラス仕様」など、エネルギー消費量の削減や環境負荷の低減に貢献する快適な住まいの提供を通じて、次世代型高性能住宅の普及拡大に取り組み、サステナブルな社会の実現に寄与します。
ZEH供給率
棟当たりCO2排出量(居住段階)
M-Wood2によりリサイクルされた廃プラスチックの量

安全・安心な住まいづくり・
まちづくり

自然災害に対して、
日常の「備え」、災害時の「守り」、復旧までの「支え」という
3つの「SAFETY SOLUTION」により平常時、災害時、災害後のいずれにおいても
安全・安心な住まいづくり・まちづくりを推進します。

SDGsとの関連

背景

2024年1月に発生した能登半島地震は甚大な被害をもたらしました。高齢化・過疎化が進む半島地域における厳冬期の災害という、厳しい条件が重なった災害でした。また、2025年1月には埼玉県八潮市で道路陥没事故が発生し、インフラ老朽化対策は来るべき大規模災害に備える意味でも、その重要性があらためて認識されています。このような災害などにも確実に対応し、激甚化・頻発化する自然災害から国民の生命・財産を守るためには、平時、発災時、復旧・復興という一連の政府の災害対策をリードする役割を担う防災庁設置に向けた検討も進められています。このような状況のもと、「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策」に基づく取り組みを進めるなど、国土強靱化施策の加速化・深化を図る活動が求められています。国土強靭化は、災害に対して事前に備えるための対策です。最悪の事態を念頭に置くことで人命を守り、経済社会が致命的な被害に遭わずに被害を最小限に抑えめため、迅速に回復する「強さとしなやかさ」を備えた安全・安心な国土・地域・経済社会をつくっていくことを目指しています。
ミサワホームは、こうした災害に備えた住まいづくりを通じて、生活者に安全・安心な暮らしをお届けするための持続的な取り組みを続けています。

(図) 国土強靭化が目指すこと


出典: 経済産業省 国土強靭化サイト

2024年度の主な活動と実績

「PHASE FREE AWARD2024」事業部門でAudience賞を受賞

ミサワホームは、「PHASE FREE AWARD2024」において、戸建住宅「SMART STYLE Roomie 大屋根タイプ」が事業部門でAudience賞を受賞しました。「いつも」は、太陽光発電システムなどの自然エネルギーの活用と高断熱・高気密設計で心地よく暮らし、「もしも」の際は、耐震性の高い木質接着パネル構造に制震装置「MGEO」を標準装備することで、家族を守りながら自立したエネルギー循環を支えるサステナブルな暮らしソリューション「レジリエント×LCCM」を提案しています。今回、当社はハウスメーカーとして自然災害の頻発・激甚化への取り組みとして、いつもの快適に加え、もしもの安心についてもご家族の命を守り、被災後の暮らしを支える住まいを提案しました。

※「LCCM」は、(一財)住宅・建築SDGs推進センター(IBECs)の登録商標です
過去の地震で倒壊したミサワホームの住宅0件
MGEOを搭載した戸建住宅
PRTR対象化学物質の使用量削減(生産段階)
※1 地盤に起因する被害、地震に伴う津波や火災による被害は除く

少子高齢社会を支える取り組み

家事や子育て、介護負担を軽減する住宅・サービスの提供により、
子育て離職ゼロ・介護離職ゼロの社会を目指します。

SDGsとの関連

背景

近年、日本でキャリア教育が注目されています。一人ひとりの社会的・職業的自立のために必要な、基盤となる能力や態度を育てることでキャリアの発達を促す教育が「キャリア教育」です。キャリア教育を通じて、自らの役割の価値や自分との関係を見いだす力をつけることとなります。注目される背景には、20世紀後半に起きた地球規模の情報技術の深化によって、社会経済・産業構造が大きく変化したことがあります。その影響は日本の産業・職業界に構造的変革をもたらし、日常生活にも大きな影響を及ぼしました。このような変化が、子どもたちの成育環境を変化させるとともに、将来にも大きな影響をもたらすと考えられ、キャリア教育の重要性が高まっています。多くの学校で実践されている自然体験や社会体験などの体験活動は、他者の存在の意義を認識し、社会への関心を高め、社会との関係を学ぶ機会となり、将来の社会人としての基盤づくりともなります。さらに、子どもたちが将来、自立した社会人として成長するためには、学校だけでなく、家庭や地域といった子どもを取り巻く環境が、学校と連携して支援することが求められています。このような環境のもと、ミサワホームも、住まいづくりやまちづくりという観点から、家事や子育て、介護負担を軽減する住宅・サービスを提供することで、社会課題の解決の一助となる活動を続けています。

(図) キャリア教育を通じて開発すべき能力


出典: 文部科学省 「キャリア教育の手引き」

2024年度の主な活動と実績

自由な発想からうまれた子どもたちの夢への挑戦をサポート「こどもキャリアサミット2024!」に協賛

ミサワホームは、2024年8月に東京で開催された子ども向けキャリアイベント「こどもキャリアサミット2024」に協賛しました。
当日は、小学生から大学生の約100名が参加し、将来実現したい夢や就きたい職業等、自身のキャリアに向き合い、自由に発想・共創する場となりました。
ミサワホームグループは、これまでにも子どもたちのためにできることを真摯に考え、さまざまな活動に取り組んできました。2011年には、南極地域観測隊への参加経験のある社員が講師となって、子どもたちに夢と希望を届ける教育支援プログラム「南極クラス」を初開催。昨年度までに、延べ2,514校・24万人以上を対象に開催し、子どもたちにとって未知の世界である南極での活動を伝えることで、地球環境に関する学びとともに、夢や希望、未来について考えるきっかけを提供しています。
最終日参加者による集合写真

生物多様性保全への取り組み

森林認証を受けた木材の調達や外構・造園における植栽の提案、
ミサワホームの森における植林活動などを通じて
生物多様性の保全に取り組みます。

SDGsとの関連

背景

世界では森林破壊が進み、生物多様性を脅かす一つの要因となっています。
森林破壊が進む原因はさまざまです。気候変動による異常気象の影響で森林火災や干ばつが多発するようになったこと、また経済的な利益を生むために木材の伐採が過度に行われたことや、土地需要の増加によって多くの森林が別の用途に転換されるケースもあります。途上国での焼畑農業が森林破壊につながることもあります。
国際連合食糧農業機関 (FAO) が公表するFRA2020(世界森林資源評価2020)によると、世界の森林面積は、2020年度時点で約40億6,000万ヘクタールと、陸地の約3割を占めています。森林破壊が進むことで、多くの野生生物が絶滅の危機に追いやられる可能性が高まります。こうした生物は、森林以外に棲む生物とも食物連鎖などでつながっていることから、地球全体の生態系にも影響を及ぼすことになります。
ミサワホームも、木材を扱う事業者としての社会的責任を果たすべく、森林整備活動などに多くの力を注いでいます。

(図) 世界の森林面積の変化(1990-2020年)


出典: 国際連合食糧農業機関(FAO)「世界森林資源評価」

2024年度の主な活動と実績

「ミサワホームの森 松本」森林整備活動

ミサワホームは、2024年10月に長野県松本市奈川地区にある「ミサワホームの森 松本」において森林整備活動を開催いたしました。ミサワホームは森林資源の恩恵を受けている企業として「生物多様性保全」や「社会貢献活動」を環境活動の主要テーマに掲げ、持続可能な木材調達や木材の有効活用に加え、森林保全活動に取り組んでいます。ミサワホームは、長野県が持続可能な森林整備を実現するために制度化した「森林(もり)の里親促進事業」を活用し、2014年に松本市の市有林6.9haを「ミサワホームの森 松本」として開設しました。開設から10年という節目の年を迎えた今年は、松本市と株式会社ふるさと奈川の協力のもと、総勢27名が整備活動に参加し、御殿桜の記念植樹および森林の間伐作業を行い、作業後には地元の方々との交流を深めました。
ミサワホームでは地域の活性化に貢献すると同時に、持続可能な社会の実現に寄与するために、引き続き各地で森林整備活動を行っていきます。
森林認証

木材調達ガイドライン

ミサワホームは、森林資源の恩恵を受けている企業として、木材調達ガイドラインを定め、木材の責任ある調達を行っています。近年はウクライナ紛争を受けて、ロシア産木材の調達を取りやめています。

M-Wood2

「M-Wood2」は廃木材と、廃プラスチックを再利用。「M-Wood2」そのものも再びリサイクル処理を繰り返すことができます。

庭造り

私たちの暮らしは、多様な生きものが関わり合う生態系から得られる恩恵によって支えられています。ミサワホームは植栽提案の取り組みを通して生物多様性の保全に取り組んでいます。

ボルネオ生物多様性保全

ミサワホームグループは、寄付金型自動販売機の売上げの一部を、生物多様性の宝庫であるボルネオの生態系保全活動に寄付しています。

「ミサワホームの森」保全活動

ミサワホームグループは、2014年に「ミサワホームの森 松本」を開設し、環境保全活動に取り組んでいます。

お客さま満足度の向上への取り組み

新築からアフターサービス・メンテナンス、リフォーム、売却・賃貸管理を含む不動産まで、
住まいのライフサイクルを通じて、お客さまの暮らしと人生を幅広くサポートしていきます。

SDGsとの関連

背景

高齢者の生活の質を高め、社会保障費の抑制なども期待される動きの中で、健康寿命が注目されています。厚生省(当時)が2000年に決定した「21世紀における国民健康づくり運動(通称:健康日本21)」で健康寿命の延伸を促したことがきっかけとも言われています。また近年では、2019年に閣議決定された骨太方針で「人生100年時代」を見据えた対応策として、健康寿命の延伸を掲げ、以下のようなテーマが掲げられています。例えば、個人の健康を改善することで、個人のQOL向上や将来に対する不安意識の解消を図ること、また健康寿命を延ばし、健康に働ける方を増やすことで、社会保障の「担い手」を増やすことなどが挙げられています。
また「健康日本21」では、健康寿命などの延伸に向けて、「栄養・食生活」、「身体活動・運動」、「高齢者」などの分野について、それぞれの目標も定めて活動を続けています。ミサワホームも、こうした生活環境の変化を踏まえ、お客さまの満足度向上につながる事業を展開していきます。

2024年度の主な活動と実績

介護事業とストック事業の事業間連携による新たなソリューション提案を強化
超高齢社会における課題解決に向けて「ウエルネス事業」を展開

ミサワホームは、これまで介護事業として高齢者施設の運営などを通じて培ってきた知見と技術のさらなるバリューアップを図り、健康寿命の延伸を目的とした「ウエルネス事業」に事業名称を変更し、2024年10月より提案内容の拡充をしました。ライフステージが変化したお客さまの視点に寄り添ったミサワウエルネスPLANを取り入れたリフォーム提案をはじめ、ストック事業との事業間連携の強化により、もしもに備えるリフォーム提案メニューの充実を図り、超高齢社会における住まいの課題解決に寄与し、自分らしく健康で暮らしやすい空間提案をしてまいります。これまでに蓄積したノウハウや確かな介護の知見と技術を持つ人財をウエルネス事業に活かし、さらにはストック事業との連携を図ることで住まいのリフォーム提案を強化するための人財育成を推進。介護が必要になった場合の将来を見据えて元気なうちにリフォームを検討できるよう、50歳からのお客さまを対象にミサワウエルネスPLANを追加、より健康で長く暮らすためのリフォーム提案を推進します。

総合
建物
※お客さま満足度調査において5段階評価のうち、「満足」と「まあ満足」の全体に占める比率

働く環境の整備と働き方改革の推進

さまざまな変化に対応しながら持続可能な成長を図るために、すべての社員がいつでも・どこでも・いきいきと働くことができる環境整備や働き方改革を積極的に進め、従業員満足度や生産性の向上を図ります。

SDGsとの関連

背景

健康経営とは、従業員の健康保持・増進の取り組みが、将来的に収益性を高めるという経営的な視点から考え、企業が戦略的に実践することとされています。健康経営を経営理念に掲げて施策を実施することが、企業の利益率にプラスの影響をもたらすとも言われます。
また、証券市場でも健康経営銘柄が特定されています。「東京証券取引所の上場会社の中から『健康経営』にすぐれた企業を選定し、長期的な視点からの企業価値の向上を重視する投資家にとって魅力ある企業として紹介をすることを通じ、企業による『健康経営』の取り組みを促進することを目指す」こととしています。また、これらの健康経営銘柄企業に対しては、健康経営を行うことでいかに生産性や企業価値に効果があるかを分析し、それをステークホルダーに対して積極的に発信していくことが求められています。ミサワホームでは、事業を通じて社会課題の解決に取り組むとともに、引き続き、働き方改革や健康経営を推進し、会社と従業員がともに成長できる環境整備を進めていきます。

2024年度の主な活動と実績

2018年度に健康経営の取り組みを開始して7年連続「健康経営優良法人2025 ホワイト500」に認定
ミサワホームグループ11社およびミサワホーム健康保険組合が中小規模法人部門「健康経営優良法人2025」に認定

ミサワホームは2018年から健康経営に着手し、いつまでも社員がいきいきと働くことのできる、活力あふれる職場の環境整備を積極的に行ってきました。2024年度は、ヘルスリテラシーの向上を通じた生活習慣病等の重症化予防を目的とした「Healthy Team OF THE YEAR 2024」を実施し、複数の施策を組み合わせ総合的な健康優良チームを表彰する新たな取り組みを実施しました。新しい取り組みも評価され、3,800社を超える法人がエントリーする中「健康経営優良法人2025 ホワイト500」に認定されました。
またミサワホームグループ11社とミサワホーム健康保険組合は、「健康経営優良法人2025(中小規模法人部門)」に認定されました。全12法人のうちテクノエフアンドシー株式会社、北海道住宅工業株式会社およびミサワホーム健康保険組合の3法人が、今年度新設された上位法人501〜1500位にあたる「ネクストブライト1000」に認定されました。
重要員一人当たりの所定外労働時間数
育児休業取得者率※全体
育児休業取得者率※男性

ミサワホームの雇用状況

ミサワホームの雇用状況 ミサワホームの雇用状況(2025年3月31日現在)

健康経営(ホワイト500)

ミサワホームは、健康経営に積極的に取り組み 「健康経営優良法人2025」の大規模法人部門(通称「ホワイト500」)に7年連続で認定されました。

健康経営指標

健康経営指標にもとづいたそれぞれの数字の公表や、2024年度に実施した健康管理の強化や健康イベント等を紹介しています。

健康経営戦略マップ

ミサワホームでは、ホワイト500の継続取得や喫煙率、社員満足度等の5つの健康経営指標を掲げ、健康経営を推進しています。

ワークライフハーモニー実現に向けた支援・休暇制度

ミサワホームでは、社員が仕事と生活の両方を充実していきいきと働けるよう、さまざまな支援制度・休暇制度を導入しています。

人財育成・キャリア支援・D&I推進

未来を支える人財育成のために、「ミサワ・インクルージョン」を策定。人財交流の活性化や複線的キャリア形成の促進、人財育成体系の再構築を行っています。

DXによる働き方改革推進

ミサワホームは、ITを活用したツールの企画・開発に積極的に取り組み、働き方改革を推進することで生産性向上に取り組みます。

地域社会等とのコミュニケーション

地域・科学・文化・教育などの振興活動、環境保全活動、多発する大規模災害の復興など、地域社会との密接なコミュニケーションに積極的に取り組みます。

SDGsとの関連

背景

地域社会の活性化には、地域の未来を担う子どもたちのために十分な教育の機会を提供することが不可欠です。子どもたちの[生きる力]を育むためには、学校での組織的・計画的な学習に加え、地域社会の中で大人や友人と交流し、さまざまな生活体験、社会体験、自然体験を重ねることが大切です。
文部科学省は、「土曜学習応援団」を開催しており、多様な民間企業や団体、大学などが参画して、提供可能な教育プログラムの情報を集約し、それらのプログラムを学校や教育委員会などで実施することを推進しています。教育プログラムを受ける対象は未就学児、小中高学生、特別支援学校生としており、プログラムの内容としては、理科実験、キャリア教育、環境、ものづくり、礼儀・道徳、プログラミング、スポーツ、社会・地理、食育、金融、文化・伝統、国際理解など多岐にわたっています。ミサワホームにおいても、従来から科学・文化・教育などの振興、環境保全、大規模災害被災地の復興など、継続性の高い社会貢献活動に取り組んでいます。今後も、これらの一つひとつの取り組みにおいて、地域社会の皆さまとの密接なコミュニケーションを図り、活動を継続していきます。

(図) 地域全体で未来を担う子供たちの成長を支える仕組み


出典:文部科学省 「土曜学習応援団について」

2024年度の主な活動と実績

教育支援プログラム「南極クラス」、全国47都道府県での開催を達成

ミサワホームおよびミサワホーム総合研究所が全国の小中学校などを対象に実施している教育支援プログラム「南極クラス」は、2025年2月10日、認定こども園「鳳鳴乃里 ほうめいのさと幼稚舎(佐賀県佐賀市)」での講演をもって、全国47都道府県での開催を達成しました。初開催から約14年の間に2,514件の講演を行い、243,505人の子どもたちが参加しています。このプログラムは、南極地域観測隊員としての経験を持つ社員が講師となり、南極での体験や仲間との絆、自然の厳しさや美しさについて、地域の子どもたちに直接語りかけるものです。子どもたちは、講師の話を通じて自分の夢や希望について考えるきっかけを得るとともに、地域社会の一員としての自覚や、他者とのつながりの大切さを学んでいます。
ミサワホームグループは、今後も「南極クラス」をはじめとする地域社会とのコミュニケーションを大切にした取り組みを続け、子どもたちの成長と地域の発展に貢献してまいります。
佐賀県の認定こども園「鳳鳴乃里幼稚舎」での集合写真
南極クラス
南極地域観測隊派遣者数
南極クラス開催校・受講生徒数

南極に関わる活動

ミサワホームは、1975年の第17次南極地域観測隊から延べ29名のミサワホームグループ社員を国立極地研究所に出向させ、設営系隊員として派遣しています。

環境保全活動

ミサワホームグループは、2014年にミサワホームの森 松本」を開設したのをはじめ全国で森林保全活動に取り組んでいます。

災害被災地支援活動

ミサワホームはグループ一丸となって災害被災地支援活動を行っています。また、グループ会社及び社員を対象にHERATH募金を実施し被災された方への義援金として寄付しています。

文化振興活動

ミサワホームは1989年からバウハウス関連の作品収集を始め、1996年に日本唯一のバウハウス専門美術館「ミサワバウハウスコレクション」を開設しました。

地域社会とのコミュニケーション

ミサワホームは"多世代の人々が集い賑わう未来型のまちづくり"を推進。施設完成後もさまざまな地域活動を通じてまちの活性化に貢献しています。

DXへの取り組み

ミサワホームは、SDGsの達成のために、様々な事業活動においてDXに取り組んでいます。